薩摩コングの引退式は2月20日後楽園ホール

　元東洋太平洋・日本ミドル級チャンピオンで2012年5月には世界チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)にも挑んだ"薩摩コング"淵上誠(八王子中屋)の引退式が20日、後楽園ホールで行われる。34歳となった今では、リングを降りると笑顔が絶えない人格者として知られる180cmのサウスポーだが、黒星を喫した2004年6月12日のプロデビュー戦では、レフェリーに試合を止められたことに腹を立て、ロープを叩きつけた上にコーナーポストを蹴って、前会長に頭を殴られて叱られた。

　この日のメインイベントは、中量級育成が代名詞の八王子中屋ジムが送り出してきた淵上の後継者で、日本ランキング3位の成田永生(八王子中屋)とミドル級の元日本チャンピオン佐々木左之介(ワタナベ)が対決する。

　元ミドル級日本チャンピオンだった鈴木悟さんから託されたバトンをしっかり守った淵上から成田へと繋ぐことはできるのか。それとも、元日本チャンピオンが意地を見せるのか。注目の一戦をお見逃しなく。