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近年、小村楓香(グリーンツダ)、鈴木なな子(ワタナベ)、廣本江留香(広島三栄)らが女子高生ボクサーとして脚光を浴びるが、今度はこの2月で17歳になったばかりの高校2年生、川崎新田ジム所属の四宮菊乃が、3月3日(土)に神奈川・カルッツかわさきで日本女子史上最年少デビューをはたす。14日に新田渉世会長らと川崎市役所を表敬訪問した四宮は、「自分の試合を見てボクシングが好きになってもらえるような選手になりたい」と夢を描いた。
憧れは先輩の三好喜美佳
もともと格闘技にはまったく興味がなかった四宮だが、母親と観戦した東洋太平洋女子フェザー級王者の三好喜美佳(34=川崎新田)の試合に感動し、中学2年から競技をスタート。入門したての頃は新田会長も「センスがない」と期待してはいなかったが、頑張り屋の四宮は憧れの三好と練習を重ねるうちにめきめきと上達。昨年7月のプロテストに合格し、デビューができる17歳の誕生日を待ってデビューが決まった。
ニューヒーロー誕生に期待!
普段はキュートな女子高生だが、いざリングに上がると気の強いファイターに変身する。デビュー戦は同じく初戦を迎える34歳の沖亜衣(横浜さくら)が相手だが、「チャンピオンと練習をしてきたので不安はない。三好さんにも苦しい時はとにかく手数を出して積極的に攻めるようアドバイスをもらいました。メインのダブル日本王座戦に恥ずかしくない試合をしたい」とデビュー戦にひるむ様子はまったくなし。また、在籍する生田東高校は、同じ日のセミに出場する同門の日本ランカー、古橋岳也(30)の出身校でもあり、二人のために校長先生以下、多数の応援が駆け付けるとのこと。「地元でやるからには負けられない」とここでも拳を握った四宮は、「高校生のうちに2〜3試合はしたい」とこれからの挑戦に目を輝かせた。