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2019年度全日本ライトフライ級新人王の表祥(29=SFマキ)の引退式が22日、KBSホールで開催された「BMB Presents SHOW DOWN in 京都」で執り行われた。
ファンや関係者に惜しまれながらも引退式を迎えた表祥は「自分の心にぽっかり穴が空いた。これまで多くの人に支えられ、期待もされて、『チャンピオンになるんだ』と頑張ってきたが、なれずに去ることは、申し訳ない」と言葉を詰まらせた。二人三脚で苦難を乗り越えてきた上原成剛チーフには「いい思い出。悔やんでることは、チーフの腰にベルトを巻けなかったこと。違う形でSFマキジムに貢献できたら」と感謝の気持ちを伝えた。
表祥に10カウント
リング上で目頭を熱くしたのは、表だけじゃない。上原チーフトレーナーも「広島遠征、後楽園ホール、いろんな思い出がある。社会人としても立派なチャンピオンにしたかった。感謝しかない。お疲れ様でした」とグローブを吊るすことを決意した表に労いの言葉をかけた。
SFマキジムの沖敬介会長は、選手が簡単に移籍できる時代になっても、最後までSFマキジムでボクシング人生を歩んだ表に感謝の気持ちを伝え、「拍手を贈って下さい」と、この日駆けつけた多くのファンと関係者とともに、表の第二の人生の門出を祝した。
生涯戦績: 14戦9勝(3KO)5敗(2KO)
表の人柄が伝わったのは、花束の贈呈式。ジムで表の背中を見てきたキッズボクサーからも「今までお疲れ様でした」と、引退を惜しまれた。