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[試合後談話]2024.8.24

重岡優大が大阪で世界ランカーと再起戦!

 前WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級王者の重岡優大(27=ワタナベ)が24日、大阪・大和アリーナで開催された「3150×LUSHBOMU vol.1」のセミファイナル、48.6kg契約10回戦でWBO(世界ボクシング機構)ミニマム級12位のサミュエル・サルバ(27=比)と激突した。
 
 今年3月に王座を陥落した重岡が復活のリングに上がった。
重岡優大(ワタナベ)が判定勝ち
 サウスポー重岡が、前の手で距離を作りながら右ボディで先制。プレスをかけて、左ボディストレートを好打した。7回にサルバの右ショートを浴びた重岡だが、積極的な攻撃でペースを渡さず。ジャッジ3者とも97-93の、判定勝ちをものにした。
「すべてにおいて粗削り」
 再起に成功した重岡は、「良かった点もあるが、もっと磨いていかないといけない点も見つかった。ピンポイントで打たないといけないし、距離感ももっと必要。今日は応援に支えてもらって勝つことができた。負ける気はしなかったが、変わったところは見せられなかった。すべてにおいて粗削り」と、快勝にも満足することはなかった。
海外でのスパーリング合宿を希望
 亀田興毅ファウンダーは、次戦にも現チャンピオンのメルビン・ジェルサエム(30=比)との世界戦を組む意向を示したが、重岡は「いつもジムにスパーリングパートナーを呼んでもらっているが、慣れない環境で経験を積みたい。俺と銀(重岡銀次朗)にはそれが必要。色々と考えていることがある」と、フィリピンでのスパーリング合宿を希望した。

 「また、負けたら意味がない。応援してくれる人のためにも次はない」と言葉に力を込めた。

負けたら次はない

 ワタナベジムの町田主計トレーナーは、「海外での合宿は良いと思う。ただ、人として成長するためにも、優大と銀次朗で別々に行って、最後に合流するのがいいと思う」と語った。
「左ストレートが効いた」
 一方、2敗目を喫したサルバは、「左ストレートが効いた。重岡は強かった。また、チャンスがあったら日本で試合がしたい」と、サバサバとした表情で試合を振り返った。
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