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WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が5日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の中川健太(38=三迫)と同級3位の大橋哲朗(25=真正)が計量に臨んだ。両者とも、スーパーフライ級リミットの52.1kgでクリアした。
サウスポー対決は、明日(6日)、後楽園ホールで開催される「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミファイナルで行われる。
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「丁寧に攻めていく」
計量後に取材に応じた中川は、「スピードがあり、ディフェンスが上手いので、捕まえるのがなかなか難しいと思う」と挑戦者を警戒。その上で「焦らずに戦うこと。向き合って怖さがないと感じても、横着せずに丁寧に攻めていく。自分から倒しにいくのは、負けパターン。勝ちに徹する」と淡々と話した。
「勝ちに徹する」
WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級2位、WBO(世界ボクシング機構)同級2位に位置しており、着実に世界に近づいている。「いよいよ負けるわけにはいかない。気負わずに勝ちに行く」。節目の30戦目を迎えるベテランは静かに語った。
「敬意を持って戦う」
「まさかタイトルを懸けて戦うとは思わなかった」と話したのは大橋。2人は、2021年夏のフィリピン合宿で切磋琢磨した仲だ。「中川さんから『いつか戦うかもしれないね』と言われたのを覚えている」と当時を振り返ると、「一発で倒せるパンチを持っているし、場数を踏んで何度もチャンピオンになっている強い選手。敬意を持って戦う」と意気込んだ。
「親友に勝利を捧げる」
同門で昨年12月に試合後に急死した穴口一輝(享年23)とは年齢が近かったこともあり、プライベートでも親しかったという。「ジムでミーティングを開いた際、会長から『前を向いていこう』と。葬儀で顔を見た時に(穴口から)『頑張れよ』と言ってもらえた気がした。彼の思いを背負って戦う」と言葉に力を込めた。
穴口さんの応援Tシャツと生前、穴口さんが着ていたジャージで会場入りした。大橋は、勝って良い報告をするつもりだ。
穴口さんの応援Tシャツと生前、穴口さんが着ていたジャージで会場入りした。大橋は、勝って良い報告をするつもりだ。