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日本フェザー級タイトルマッチとアンダーカード2試合の前日計量とPCR検査が12日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われた。メインイベントに赤コーナーからリングに上がる日本チャンピオン佐川遼(26=三迫)と挑戦者でランキング9位の竹本雄利(24=クラトキ)は両者共に57.1kgで計量を終えた。
出場選手とチーフトレーナーは計量後、指定のホテルに移動して「分離」と言われる外部との接触を一切遮断した状態で試合を迎える。明日の試合は、ボクシング長寿番組「ダイヤモンドグローブ」(フジテレビ)で17日の午前1時55分から放送される。
前日計量を終えた佐川はリモート会見で「右でも左でも倒すパンチ力がある。連打もある強い選手」と挑戦者の竹本の印象を話した。昨日付けでOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンの勅使河原弘晶(30)が三迫ジムに移籍したことで日本王者と東洋太平洋王者が総勢8名となったが「プレッシャーをモチベーションに変える。後に繋ぐだけ」とジム内の相乗効果にも期待した。
対戦相手と試合日程は当初と変更となったが「コンディションはいい。早めにわかっていたので、練習を中断することはなかった」と話すと「相手に何もさせずに最後は倒して勝ちたい」と抱負を語った。
今回がタイトル初挑戦の竹本は「コンディションは相当いい。今までで一番いい」とオンライン会見で声を弾ませるとチャンピオン佐川に関しては「ボクシングが上手やと思います」と印象を語った。
2018年全日本新人王を獲得して以来の後楽園ホールでの試合だが、応援はご両親と妹さんだけに限られる。それでも、有観客戦になったことを手放しで喜び、アフェイ戦にも全く動じず。デビュー3年でタイトル初挑戦が決まったことにも「いいタイミングやと思います。10ラウンドしっかり戦い抜いて勝ちます」と自信を示した。