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空位となっている日本ユース・バンタム級王座決定戦が11日に後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で行われ、日本同級18位の荒木哲(斉藤スポーツ)と大湾硫斗(白井・具志堅)が激しいペース争いを繰り広げた。ジャブの差し合いから始まった試合、混戦を抜け出したのは――。
荒木が突き放した
後楽園ホール初登場の荒木が足を使いジャブから右につなげるのに対し、大湾は右ストレート、右アッパーで対抗。距離を詰めたい大湾だが相手の懐の深さにペースを握れず。終盤は、荒木が接近戦から左ボディ、左右アッパーを当てて見栄えの良さをアピールすると、ジャッジに委ねられた採点は関西のホープに軍配が上がった。
斉藤スポーツジム初の王者誕生
技巧派ぶりを発揮した荒木は、「前半取られるのは分かっていたので、後半に攻めていく作戦だった。上手くいって良かった」と安堵の表情を浮かべた。これからの飛躍が期待される荒木は、「まだまだ上を目指していくので応援よろしくお願いします」と前を見据えた。
相手が強かった
一方、プロ初黒星を喫した大湾は、「懐に入りずらく戦いにくかった。前半は良かったと言ってもらえたが、自分的には全然ダメでした。今回の負けはショックが大きい」と肩を落とした。
採点表