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初代王者の中川抹茶(角海老宝石)が返上し、現在空位となっている日本ユース・バンタム級王座が日本同級18位の荒木哲(23=斉藤スポーツ)と大湾硫斗(20=白井・具志堅)の間で争われる。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともリミットの53.5kgを一発でクリアした。
試合は明日11日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」の第4試合で行われ、セミとメインにはバンタム級とSライト級のOPBF東洋太平洋王座戦が組まれている。
試合は明日11日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」の第4試合で行われ、セミとメインにはバンタム級とSライト級のOPBF東洋太平洋王座戦が組まれている。
荒木は初のホール参戦を喜んだ
荒木は15年の西日本新人王決勝で清瀬天太(姫路木下)に判定で敗れ初黒星を喫したが、以降は7連勝と好調をキープする。14戦目にして初の後楽園ホールとなるが、「ユース王座戦よりも聖地で戦えることが楽しみ」と喜び、大湾については「アマで実績を残し、キレイなボクシングをする。右が強い」と警戒。その上で「自信は五分五分だが、(プロでの)経験値が違う。明日はしっかり試合をコントロールしたい」と意気込んだ。
集中力を高める大湾
一方、インターハイ3位の実績を引っさげ昨年5月にプロ入りし、ここまで5戦全勝3KOの戦績を残す大湾は、7月の予選を経て決勝に進出。同門で同じ沖縄出身の若手トリオの一人、木村吉光が今年7月に日本ユースSフェザー級王座を獲得し、小田翔夢も予選を勝ち抜き日本ユース・ライト級王座決定戦への進出を決めている。3人でユースチャンピオンになると約束した大湾は、「今まで練習した成果を出せればいい。相手は手数が多く気持ちも強いので、慌てず落ち着いてやりたい」と気を引き締めつつ、「二人が頑張っているから俺も頑張れる」と力強くタイトル獲得を誓った。