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[インタビュー]2026.3.19

不安から確信へ。モンブランみきが語る防衛戦の意味

 不安から確信へ。モンブランみきが語る防衛戦の意味

モンブランみき(33=一力)

 日本アトム級王者のモンブランみき(33=一力)は、3月27日(金)、後楽園ホールで開催される"ファイティングビー.39"のセミファイナルで、同級1位の坂本望愛(21=大成)を迎え、2度目の防衛戦に臨む。

 昨年4月の王座決定戦で6度目の挑戦にして戴冠すると、同年9月に初防衛に成功。トップコンテンダーを相手に、さらなる飛躍を誓う。

 チャンピオンとしてまもなく1年。だが、その胸中には、まだ多くの思いがあるようだ。

  長く険しい挑戦の末に辿り着いた日本王座。そのベルトを腰に巻いて迎える2度目の防衛戦は、モンブランみきにとって単なる通過点ではない。「守ること」への葛藤、不安、そして価値観の変化。チャンピオンになったからこそ見えた景色が、彼女の言葉の端々から伝わってくる。

 挑戦者の坂本は、ランキング上位に名を連ね、勢いも十分。しかし王者は揺るがない。積み重ねてきた経験と自信を武器に、モンブランは今、次の扉をこじ開けようとしている。

■2度目の防衛戦を迎えます。心境はいかがですか?
モンブラン 前回はすごく緊張していましたし、モチベーション的にも難しい部分がありました。"ベルトを守ることに、どんなメリットがあるんだろう?"って。相手は勝てばベルトを獲れるけど、私は勝っても現状維持。タイトルを獲った時ほどの喜びが、またあるのかなって思っていました。

■それは、どういう意味でしょうか。
モンブラン 勝って東洋タイトルができるとか、世界ランキングに入れるとか、確約があるわけじゃないじゃないですか。それなら防衛戦を先延ばしにして、ベルトを持っていた方がいいかなって思ったりもして(笑)。

■初防衛戦のプレッシャーについて、先輩チャンピオンに話を聞いたそうですね。
モンブラン 初防衛は誰もが通る難しい道だと聞いていたので、ここを乗り越えて次につながるんだと思っていました。緊張も想定内でしたね。試合後、自衛隊時代の先輩(モンブランはかつて自衛隊に所属)に"守るべきものを守ったのが、すごく格好いい"と言われたんです。それって自衛隊らしい考え方だなと思って、すごく嬉しくて。勝手に"新しいベルトを獲った方が喜ばれる"と思っていましたが、そうじゃなくて。"防衛する姿を見たい"と言ってもらえて、気持ちが前向きに変わりました。今は目の前の試合に集中できています。

■坂本選手の印象を教えてください。
モンブラン 上手さはありますが、怖さは感じません。一定のリズムで戦うタイプなので、回転力やパワーで負けているとは思わないです。ここは通過点。勝つのは当然で、内容を重視したいですね。

■チャンピオンになって、考え方にも変化がありましたか?
モンブラン ありますね。以前は結局ベルトを獲れなかった側のボクサーで、"またダメなんじゃないか"とマイナスに考えることが多かった。でも、今は違います。

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