[試合後談話]2026.4.29
浜松で火花! 細川兼伸vs二瓶竜弥! 交錯した戦術と意地の行方

日本スーパーバンタム級1位の細川兼伸(23=ワタナベ)と同級7位の二瓶竜弥(27=DANGAN郡山)が29日、静岡・アクトシティ浜松展示イベントホールで開催された「西遠ボクシングアワー38」のメインイベント、スーパーバンタム級8回戦で対戦した。
地元・浜松での凱旋に燃える細川と、郡山から乗り込んだ挑戦者・二瓶。互いの持ち味がぶつかり合う構図の中、リング上では一瞬たりとも気の抜けない緊張感が張り詰めた。
二瓶が長いリーチを活かしたジャブから左ボディで先制。細川はフィジカルの強さを活かし前に出たが、二瓶はガッチリとブロックすると、右カウンターを好打。中盤も二瓶はメリハリをつけながら、多彩なコンビネーションで見栄えの良いボクシング。回転を力を活かした連打で、攻める細川を突き放した。
敵地でトップコンテンダーを撃破した二瓶は、リング上で涙を流しながら「勝って泣いたのは初めて。ここで負けたらそれまでだと思って、いつも以上に自分を追い込んだ。仕事で疲れている時も、もうひと踏ん張りして練習に取り組んできた。勝つことができて本当に嬉しい」と率直な思いを口にした。
さらに「相手はフィジカルが強いので足を使いながら戦った。ただ、それだけだと勢いに乗せてしまうので、ガードを固めながら打ち終わりを狙った」と戦術面も詳細に振り返った。中日本での試合はこれで4戦全勝とし、相性の良さも印象づけた。
今後については「細川選手はOPBFランカーでもあるので、OPBF東洋太平洋ランキングにも入ると思う。石井選手(石井渡士也=RE:BOOT)と山ア選手(山ア海斗=六島)の勝者に挑みたい」と具体的な目標を掲げ、さらなる飛躍を見据えた。
5連勝と着実に力を積み上げてきた東北の実力者が、いよいよタイトル戦線に名乗りを挙げる。
一方、細川は「地元での試合で良い試合を見せようという気持ちが強かった分、動きが硬くなってしまった。クリーンヒットを当てにくくさせられた」と冷静に振り返った。さらに「後半はどこでもいいから当てにいこうとしたが、不器用な面が出てしまった」と課題も口にしながら、悔しさを滲ませつつ前を向いた。
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