佐山万里菜vs菊池真琴! 激戦必至!

　OPBF東洋太平洋女子バンタム級王座決定戦の前日計量が21日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級2位の佐山万里菜(34=ワタナベ)と同級3位菊池真琴(35=山木)が計量に臨んだ。

　試合は、明日(22日)後楽園ホールで開催される「第100回オーバーヒート・ボクサーズナイト」のメインイベントとして行われる。

　先に秤に乗った佐山は、バンタム級リミットを600g下回る52.9kgで計量を終えた。

　2019年大晦日以来、2度目のタイトル挑戦となる佐山は「タイトルマッチは勝たないと意味がないのを痛感した。結果がすべて」と大一番の重みを感じたようで、「とうとう来たなという思い。積み上げてきたものを全部ぶつける」と意気込んだ。

「タイトルマッチは勝たないと意味がない」

　元女子サッカー選手で、AC長野パルセイロで活動していた佐山は、2017年3月にデビューすると、勝ち星を重ねてここまでこぎつけた。「上手さではなく、強さを見せてベルトを巻く」と言葉に力を込めた。

　タイトル初挑戦の菊池も、600gアンダーの52.9�sだった。「計画的に落とすことができた」と9.5�sの減量に成功。仕上がりの良さを感じさせた。3戦目でのタイトル挑戦に「早くチャンスをいただいた。必ずモノにする」と必勝を誓った。

3戦目でのタイトル挑戦!

　菊池は、アマチュア2018年全日本選手権女子ウェルター級で優勝し、プロに転向。デビュー戦は、現WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の赤林檎(真正)に敗れたが、今年3月に初勝利を挙げた。菊池は「思い描いていたプランとは違う道になったが、プロとしての厳しさを教えてもらった」とプラスに捉えているようで、「いつか必ずリベンジする」と語った。

　「(バンタム級は)倒せる階級なので、明日は倒しにいく」。ベルト奪取に自信を見せた。