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今週の海外注目試合はこの二戦をピックアップ。11月24日(日本時間25日)モナコ・モンテカルロで開催されるWBA(世界ボクシング協会)Sフライ級タイトルマッチ。王者のカリド・ヤファイ(英国)が、WBA同級13位のイスラエル・ゴンザレス(メキシコ)を相手にV4戦に挑む。そして同日、米国・ニュージャージー州アトランティックシティで行われるWBA世界Lへビー級タイトルマッチ。王者のドミトリー・ビボル(ロシア)vs元WBC(世界ボクシング評議会)同級世界王者のジャン・パスカル(カナダ)による新旧世界王者対決だ。
ヤファイvsゴンザレス
昨年5月に村中優(フラッシュ赤羽)、10月に石田匠(井岡)と日本人相手に2連勝し、今年5月の勝利を合わせ3度の防衛に成功しているヤファイ。対するゴンザレスは、今年2月にジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が持つIBF世界同級タイトルに挑み敗北。その後2連勝して再び年内で2度目の世界挑戦となった。元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンザレス(ニカラグア)がターゲットにしていると言われるヤファイ、格下となるゴンザレス相手にその試合内容が気になるところだ。
ビボルvsパスカル
暫定王座時代を含め現在V5に成功しているビボル。今回の防衛戦も前回と同じく、米国・ニュージャージー州にあるカジノ街、アトランティックシティのハードロック・ホテル&カジノで行う。ここまで14戦全勝(11KO)と勢いに乗る中で、元世界王者のベテラン、ジャン・パスカルを迎える。WBA同級9位に位置しているパスカルは、16年1月に当時同級3冠王者だったセルゲイ・コバレフ(ロシア)に挑戦しTKOで敗れて以来の世界再挑戦となる。統一戦を目標に掲げる王者ビボルと、世界王者返り咲きを狙う挑戦者パスカルの火花が散る。