[一夜明け会見]2026.7.21
拳四朗が3階級制覇達成! 「最終章」へ統一戦を見据える

WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級新チャンピオンの寺地拳四朗(34=BMB)が21日、都内の帝拳ジムで開かれた一夜明け会見に出席し、世界3階級制覇を成し遂げた喜びを語った。
拳四朗は、昨日(20日)、両国国技館で開催された「U-NEXT BOXING.6」のセミファイナルで同級4位のイスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)に判定勝ち。ライトフライ級、フライ級に続く世界3階級制覇を達成し、新たな歴史を刻んだ。
1年ぶりの実戦で見事な復活劇を演じ、早くも次なる目標に視線を向けた。
試合では、これまで数々の強敵と拳を交えてきたメキシコの実力者から2度のダウンを奪う快勝。「2ラウンドからジャブがしっかり当たったので、イケると思った」と、試合中に手応えをつかんでいたことを明かした。
コンビを組む三迫ジムの加藤健太トレーナーは、「苦しいこともある中で見失うことなく取り組んでくれた。会場入りから表情が良くて動きもキレていた。8〜10ラウンドは相手が前に出てきたので応戦させないようにして、最後のラウンドはこの1年の思いをぶつけていこうと伝えた」と、最終12ラウンドで奪ったダウンを含め、会心の内容を振り返った。
続けて加藤トレーナーが「課題も見つかったので明日から練習を再開します」と冗談を飛ばすと、拳四朗は苦笑い。会見場は和やかな空気に包まれた。
昨年7月にリカルド・サンドバル(27=米)に王座を奪われた後、スーパーフライ級へ転向。12月にはサウジアラビアで当時のIBF王者のウィリバルド・ガルシア・ペレス(36=メキシコ)に挑戦する予定だったが、計量後にガルシアが体調不良を訴えたため試合は中止となった。
苦しい時間を乗り越え、1年ぶりのリングで鮮やかな復活を果たした。
「ボクシング人生最終章のスタート」と位置付ける拳四朗は、早くも次戦を見据えた。「できるだけ早く統一戦がしたい。できれば年内にしたい」と、世界王座統一への強い意欲を示した。
スーパーフライ級は、3団体統一王者だったジェシー・ロドリゲス(26=米)のバンタム級転向に伴い、一気に勢力図が変化。拳四朗がWBO王座、アンドリュー・モロニー(35=豪)がIBF王座に就き、WBC王座は空位となっている。
日本人選手も各団体の上位に名を連ねており、新たな主役争いが始まろうとしている。3階級制覇を成し遂げた拳四朗が、その中心でどのような物語を描いていくのか。統一戦実現への期待は、さらに高まった。
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