[試合後談話]2026.4.14
再浮上を懸けた一戦! 佐川遼vs原優奈は衝撃の結末へ

元日本フェザー級王者の佐川遼(32=三迫)と前日本スーパーフェザー級王者の原優奈(31=真正)が14日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のスーパーフェザー級8回戦で拳を交えた。
ともに再起を懸けた元王者同士の対決。キャリアの岐路に立つ両者にとって、負けられない一戦となった。立ち上がりから互いの距離感とタイミングを探り合う緊張感あふれる攻防が続き、わずかな綻びが勝負を左右する展開に。均衡を破ったのは、ほんの一瞬の閃きだった。
佐川がワンツーから仕掛ければ、原はリターンの左ボディ、左フックで応戦。激しいペース争いが続く中、3回に佐川が右ショートで原の腰を沈めさせると、上下に打ち分け、再び右ショートをジャストミート! 前のめりに倒れた原を見てレフェリーは、ノーカウントでストップした。
再起戦を飾った佐川は「1年ぶりの試合だったが不安はなく、いつも通り冷静に戦えた」と振り返り、「原選手とはスパーリングで何度もやっていて、距離が遠くてやりづらい印象があった」と対戦前のイメージを明かした。
「倒したパンチは手応えがなかった」
決定打については「ガツンと当たった感覚はなくて、よく『倒すパンチは手応えがない』と言うが、まさにそれだった。相手が攻勢を強めてきたところに、がむしゃらに出したパンチだった」と、無心で振り抜いた一撃だったことを強調した。
昨年の敗戦後についても赤裸々に語り、「三重で負けてからは正直、腐っていた。辞めるかどうするかと考えながら過ごしていた」と吐露。
「ジムに戻ったのも4ヶ月後で、最初はダラダラと練習していた」と苦しい時期を明かしたが、「会長から“原と決めたから”と言われてスイッチが入った」と再起のきっかけを語った。
さらに、洋菓子店コロンバンの営業職とボクシングを両立する日々についても触れ、「年末は仕事が忙しく、1月も催事で百貨店を回って準備から片付けまでやっていた。その中で練習時間をなんとか作って追い込めた」と、限られた環境で積み重ねた努力を強調した。
今後については「年齢的にも、この勢いで年内にタイトルに絡みたい。奈良井選手(奈良井翼=日本王者)が勝ったので、チャンスがあれば狙いたい」と、再び頂点を見据えた。
一方、KO負けを喫した原は「1〜2ラウンドは良い感じでリズムを作れていたと思う。もっと出てくると思っていたが…タラればですね」と振り返り、「動きが雑だったのかもしれない。なんだろうな…」と言葉を探しながら、悔しさをにじませた。
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