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サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで現地時間12日、世界ライトヘビー級4団体統一戦が開催され、WBC、IBF、WBO世界同級3冠王者アルツール・ベテルビエフ(39=ロシア)と、WBA世界スーパー同級王者ドミトリー・ビボル(33=ロシア)が全勝対決のリングに上がった。
セミファイナルでは、IBF世界クルーザー級王者ジェイ・オペタイア(29=オーストラリア)が初防衛戦を、IBF同級10位の挑戦者ジャック・マッセイ(31=英)を相手に行った。
セミファイナルでは、IBF世界クルーザー級王者ジェイ・オペタイア(29=オーストラリア)が初防衛戦を、IBF同級10位の挑戦者ジャック・マッセイ(31=英)を相手に行った。
ベテルビエフが判定で4冠王座統一
ジャブの差し合いから始まったライトヘビー級4冠戦。ビボルが足を使えば、ベテルビエフは右を狙う展開。中盤に入ると、ベテルビエフは徐々にプレッシャーを強め、ビボルは更にリングを広く使った。ビボルは距離を保ちジャブを打つも、7回にはベテルビエフがボディを効かせ攻勢に出る。いつものような獰猛な攻撃は見せなかったが、よりプレッシャーをかけたベテルビエフ、ビボルも最後まで足を使い、パンチをまとめて打ち込み終了のゴング。判定は、1者が114-114で引き分け、2者が115-113、116-112でベテルビエフを支持。ライトヘビー級史上初の4冠王者に、ベテルビエフが初めての判定勝利で輝いた・
オペタイアvsマッセイ
足を使う挑戦者マッセイに対し、サウスポーの王者オペタイアは、ステップを刻みながら打ち込むタイミングを探るスタート。パンチを上下に散らすオペタイア、マッセイは守勢に回った。圧力を強めたオペタイアは、ボディストレートで距離を掴むと迎えた6回、ダメージを与え続けるオペタイア。防戦一方のマッセイを見て、陣営からタオルが投入され試合は終了。オペタイアが6回2分TKO勝利で、初防衛に成功した。