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7日(日本時間8日)米国・カリフォルニア・フレズノでNABFウェルター級タイトルマッチ、WBO2位、WBA5位、WBC5位エギディユス・カワリアウスカス(30=米国/リトアニア)vsフアン・カルロス・アブレウ(31=ドミニカ共和国)が行われた。WBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級王者ホセ・カルロス・ラミレス(21=米国)vs同級15位ダニエル・オコナー(33=米国)の棄権によるキャンセルでメインに格上げされた一戦のゆくえは?
WBC世界Sライト級タイトル戦中止からの繰り上げ
NABFウェルター級タイトルマッチ10回戦
王者
◯エギディユス・カワリアウスカス(米国/リトアニア)
3-0判定(97-93, 97-93, 96-94)
挑戦者
×フアン・カルロス・アブレウ(ドミニカ)
カワリアウスカスは初回にバッティングで両目上、その後にアブレウのパンチでカットしたが、ジャブと右を効果的に打ち込み、長身の挑戦者をポイントアウト。2度オリンピックに出場している王者のスキルがタフな挑戦者を退けた。試合後、プロモーターのボブ・アラムは10月13日に予定している新WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者テレンス・クロフォード(30=米国)の挑戦者候補として考えを示した。カットのアクシデントも乗り切ったカワリアウスカスの戦績は20戦20勝(16KO)無敗、敗れたアブレウは26戦21勝(19KO)4敗1分となった。
王者
◯エギディユス・カワリアウスカス(米国/リトアニア)
3-0判定(97-93, 97-93, 96-94)
挑戦者
×フアン・カルロス・アブレウ(ドミニカ)
カワリアウスカスは初回にバッティングで両目上、その後にアブレウのパンチでカットしたが、ジャブと右を効果的に打ち込み、長身の挑戦者をポイントアウト。2度オリンピックに出場している王者のスキルがタフな挑戦者を退けた。試合後、プロモーターのボブ・アラムは10月13日に予定している新WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者テレンス・クロフォード(30=米国)の挑戦者候補として考えを示した。カットのアクシデントも乗り切ったカワリアウスカスの戦績は20戦20勝(16KO)無敗、敗れたアブレウは26戦21勝(19KO)4敗1分となった。
日本ウェルター級戦線、小原のリベンジ
現在、日本ウェルター級で世界ランキングに入っているのは、8月9日(木)にリベンジ戦としてWBOアジアパシフィック王座に挑戦するIBF8位の小原佳太(31=三迫)のみ。スーパーライト級時代に米国・マイアミでの世界挑戦者決定戦で、勝ちに等しい引き分けで、日本人としての魂のみにあらず、そのスキルで世界の壁を破った小原の復活はこの日本ウェルター級戦線で不可欠である。
雑草の如く逞しく
そしてもう一人、明日の9日(月)、後楽園ホールでその物語に終止符を打つ日本ウェルター級選手がいる。本日の計量をスーパーウェルター級リミットのパスした元日本ウェルター級暫定王者の坂本大輔(36=角海老宝石)だ。習志野高校、拓殖大学とエリートコースを歩みながら、お笑い芸人を目指した異色の経歴を持つ。故意では決してなかった事件を乗り越え、暫定日本王者となった。挫折と復活を繰り返した異色のボクサーは、同じ習志野高校の逞しき後輩、日本同級15位の越川孝紀(26=セレス)と現役最後の試合を迎える。興行主体の海外ではあまり見ることのない選手のための引退試合は、引退式とともに日本が世界に誇れる美しきボクシングへの心のあり方といえるのかもしれない。「雑草の如く逞しく」習志野魂が明日、熱き戦いを呼び起こす。