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WBOアジアパシフィック(WBO-AP)スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、チャンピオンの大橋哲朗(25=真正)と挑戦者の川浦龍生(30=三迫) が顔を合わせた。
51.9kgで計量を一発でクリアした川浦は、「夏に試合をするのは初めてだが、アマでもやってるし、汗もかけるし、いい感じで調整できました」と、取材に答えた。
チャンピオンの大橋が1回目の計量をオーバーし、再計量のために体重調整に入ったが、「300(グラム)なんで落ちると思うし、別になんとも思ってない。きついんだなあと思ったが、これから、試合に向けてしっかり調整するだけ」と、気にした様子は全くなかった。
1回目は300gオーバーした大橋は、「落としてきました」と関係者に謝罪しながら計量会場に戻ると、100gアンダーの52.0kgで2回目でクリア、「半身浴とお散歩で落としました」と安堵した。「水分補給を多くしていたので、調整ミスではないです」と、神戸から新幹線で当日入りしたため、若干の誤差でオーバーしていたことに苦笑いした。
半身浴に付き添った山下正人会長も、笑顔で大粒の汗を拭うと「水抜きはやってない。俺も80kgきったよ」とホッとした。
山下正人会長と半身浴で400g落としたチャンピオン
明日の試合に関しては、「1回目のミスは反省点だが、本番は明日の試合なんで、自分のパフォーマンスを発揮するのが第一優先。倒そうと思ってもいない、自然に(倒す場面が)来るようにしたい」と”雑草魂”で勝利を目指すと、意気込みを語った。
これには山下会長も「どこに落とし穴があるかわからない。まずは目の前の試合に集中して」と、明日の試合に全力で臨む覚悟を再確認、今年2月に亡くなった故・穴口一輝(享年22=真正)に話が及ぶと、「明後日が初盆なので、試合が終わったらお墓参りに向かう」と、吉報を知らせに行くことを約束した。