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[試合後談話]2024.11.24

寒風吹く立川、リングの上は熱かった!

 11/24、ドーム立川立飛で石川ジム立川主催の「TACHIHI Presents GENKOTSU vol.10 立川立飛大会」が開催された。メインイベントでは日本スーパーライト級4位の大野俊人(28=立川)と同級8位の星大翔(26=DANGAN)がスーパーライト級8回戦を戦った。

 両者は今年6月に対戦し、引き分けている。ダイレクトリマッチとなる今回、決着をつけ、勝ち名乗りを上げたのはどちらの選手だったのか⁉︎

ジャブでコントロール
 6月の引き分けからのダイレクトリマッチは、終始、冷静にジャブを突いて自分の距離をキープしながらタイミングの良いワンツーからの左フック、ノーモーションの右や右アッパーなど引き出しの豊富さで、大野の強打をコントロールし、試合を優位に進めた星が2-0の判定で勝利を手にした。
 
勝利のカギは冷静さ

 試合後、会見に応じた星は「今回は、どんな試合内容でも結果を残すことが課題だった。勝って次に繋がってひと安心」と安堵の表情を浮かべた。そして、「前回の試合も含めて、メンタル面の課題があり、練習の成果が試合に出せなかった。今回は集中して取り組めたし、こう見えて殴られると熱くなってしまう方だが、今日は冷静に戦えた」と課題をクリアできたことが勝利につながったとした。「(DANGANジムに移籍して)トレーナーが石原さんに(石原雄太トレーナー)戻って安心感もあった。自分は結構考えてしまう方だが、石原さんはそれに良いスパイスをくれる」と、自分にとってより良い環境が整ったことに感謝の言葉を述べた。

「ハードなマッチメイクをしてきた」

 今後については「タイトルに絡んでいきたいが、タイトルに関してはタイミングなので。階級は スーパーライトでも全然苦ではないし、チャンスがあればウエルターでもスーパーライトでも。今までハードなマッチメイクをしてきた自負がある。ハードなマッチメイクのおかげで、実力がついて結果がついてきている。目標はタイトルを獲ること。それを目指して頑張っていきたい」と抱負を語り、自信をにじませた。

「ジャブが強くて入りづらかった」

 試合後、気丈に取材に応じた大野は、「完全に前半を取られた。前半を取られないようにと思っていたが、相手の技術があって、それができなかった。ジャブが強くて入りづらかった」と肩を落とした。

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