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米国・ニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデン(MSG)で15日(日本時間16日)決行されたWBA(世界ボクシング協会)世界スーパーミドル級タイトルマッチ。挑戦者ながらこの日の主役、WBAスーパー&WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級統一王者のサウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)が、王者ロッキー・フィルディング(英国)を相手に3階級目のベルトに挑んだ!
カネロ、圧巻の3階級制覇!
身長差12pという挑戦者アルバレスと王者フィルディングのWBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ。初回、半分を過ぎた頃にアルバレスが左ボディでフィルディングを早々に倒す幕開け。続く2回もリーチの差を活かせないフィルディング。すると、残り30秒で再びアルバレスの左ボディが炸裂し2度目のダウンを奪う。そして3回、ディフェンシブな動きでなんとか回復を図ろうとするフィルディングに対し、アルバレスの強打がまたも爆発。ラウンド終盤に右フックをガードの間から打ち込み3度目のダウンをゲット。再開後、再びアッパーからの左ボディで4度目のダウンを奪うと、レフェリーは試合をストップ。カネロが序盤に4度のダウンを奪う3回2分38秒TKO勝利で3階級制覇を達成した。今後の展開が注目されるカネロの戦績は54戦51勝(35KO)1敗2分。王者としての力を示せなかったフィルディングは29戦27勝(15KO)2敗となった。
IBFスーパーフェザー級戦 ファーマーvsフォンセカ
セミファイナルで行われたIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級タイトルマッチは、序盤から王者テビン・ファーマー(米国)が素早い動きで攻め込めば、IBF同級13位の挑戦者フランシスコ・フォンセカ(コスタリカ)もにじり寄り反撃。軽打ながらコンビネーションを放つファーマーが優位に中盤まで試合を進めていく。終盤に入ると打たれているもののダメージの薄いフォンセカは、プレッシャーを強めていく。ファーマーはディフェンシブに戦い試合終了のゴング。三者ともに117-111の3-0でファーマーが2度目の防衛に成功した。王者の戦績は34戦28勝(6KO)4敗1分1無効試合。敗れたフォンセカは25戦22勝(16KO)2敗1分となった。