[引退]2026.7.22
元WBC女子世界暫定王者・石川海が現役引退

元WBC(世界ボクシング評議会)女子ミニマム級暫定王者の石川海(42=山木)が3月31日付で、日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出した。
30歳でボクシングを始めて2度目のプロテストで合格し、2016年9月にプロデビュー。2024年5月にはタイでWBC女子世界ミニマム級暫定王座決定戦を制した。
正規王者との団体内王座統一戦が内定しながら延期が続く中、右手首の靭帯を断裂。医師から移植手術を受けても競技レベルまで回復することは難しいと診断されたことが、グローブを置く決断につながった。
石川は引退を決断した経緯について、「以前から何度か痛めて、だましだましやっていたが医師から『手術しないとダメだよ』と言われて。靭帯をつなぎ合わせないといけないらしく、それもガッチリとハマるかというと、そうでもないと。いつになるか分からない世界戦のこともあり、もう厳しいかなと」と説明した。
日本で世界戦を実現できなかったことには、「日本で大きな試合を見てもらいたかったが…、これも一つの結末なんだろうなと。暫定といえども世界のベルトは獲れたし、十分にやったと思う」と振り返った。
2024年5月にWBC女子世界ミニマム級暫定王座を獲得
30歳から始めた競技人生を支えてくれた周囲への感謝も口にした。「ダイエット目的で始めたボクシングだが、設定したゴールに向けてどういう風にしたらたどり着けるのか考えてくれた旦那(石川伸マネージャー)や山木会長のおかげで、ここまで来ることができた」と話した。
最も思い出深い試合には、ソティター・シッティチャイ(タイ)とのWBC女子世界ミニマム級暫定王座決定戦を挙げた。
現在は、東京・月島の元祖フクロウカフェ「フクロウのみせ」の店主を務めるほか、江東区のフィットネスジム「HYPERMIX GYM」のオーナー兼トレーナー、フラダンス教室「フラサロン・メリア」の主宰、ハワイアンドレス店の経営など、多方面で活躍。
「理解のある従業員が多いので、練習も支障なくさせてもらえた」と周囲への感謝を口にした。
競技人生を振り返り、石川は「怪我が多く、勝ったり負けたりだったが、すごく楽しかった。こんなに全力で楽しめるものに出会えた」と笑顔を見せた。
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