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2つの世界戦がセットされた13日(日本時間14日)米国・カリフォルニア州インディオのファンタジースプリングス・リゾート&カジノのGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)主催興行。メインイベントのIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級タイトルマッチは、ジョセフ・ディアス(28=米)が体重超過により王座を剥奪。指名挑戦者IBF1位のシャフカッツ・ラヒモフ(30=ロシア)が勝利した場合のみ新王者と認定される変則世界戦となった。
セミファイナルではWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者パトリック・ティシエラ(30=ブラジル)vs前WBA(世界ボクシング協会)同級正規王者ブライアン・カスターノ(31=アルゼンチン)による南米対決が行われた。
また、ラスベガスのMGMグランドでは、前IBFライト級王者リチャード・コミー(33=ガーナ)が登場。WBA同級6位のジャクソン・マリネス(30=ドミニカ共和国)を相手にライト級超10回戦に臨んだ。
2度目となる体重超過により王座を剥奪されているディアスの戦績は33戦31勝(15KO)1敗1分。全勝記録が途絶えたラヒモフは6戦15勝(12KO)1分とした。
サウスポーのブラジリアン王者ティシエラがリングをサークリングすれば、アルゼンチン出身の前世界王者のカスターノがプレッシャーをかける展開。距離を取り長い左ストレート、アッパーを差し込むティシエラだったが、カスターノのしつこいインファイトがより優位に試合を進め中盤までを制する。終盤に入ってもカスターノの圧力に押され右ジャブから次のパンチに繋げられないティシエラはかわしていくのがやっとの流れとなる。最終回も左フックを命中させるなど、カスティーのが攻め続けて終了のゴング。3-0(120-108、119-109、117-111)でカスターノが新王者となった。
無敗で世界王座に返り咲きを果たしたカスターノの戦績は18戦17勝(12KO)1分。敗れたティシエラ33戦31勝(22KO)2敗となった。
会場に訪れていた14ヶ月前の対戦相手、ライト級4団体制覇王者テオフィモ・ロペス(23=米)の祝福を受けたコミーの戦績は33戦30勝(27KO)3敗。敗れたマリネスは21戦19勝(7KO)2敗となった。