[引退式]2025.10.1
京口紘人が最後のリング

数々の熱戦でファンを魅了してきた元世界2階級制覇王者の京口紘人(31=ワタナベ)が1日、後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 10」にて引退式を迎えた。会場を埋め尽くした観衆は、惜しみない拍手と声援で“京口ラストマッチ”を見届けた。
セレモニーのクライマックスとなったのは、京口と盟友・谷口将隆(31=ワタナベ)との引退記念スパーリング。アマチュア時代から切磋琢磨し、プロ入り後も同じジムで拳を重ねてきた2人。世界王者として歩んだ軌跡を称え合うように、リング上で笑顔を交えながら拳を交錯させた。
リングには、京口がこれまでに獲得したWBAスーパー王座、IBF王座、さらにはリング誌のベルトも並べられた。栄光を象徴するベルトを背にリングインした京口は、終始穏やかな笑みを浮かべた。
中間距離での駆け引きを見せる中、京口がステップインから右ストレートを叩き込むと、パンチ音に会場からどよめきが起こった。1ラウンドが終わると、2人ともヘッドギアを外して本気モードに。会場から「谷口、遠慮するな! ここで倒したら世界チャンピオンだぞ!」と声が飛ぶ中、サウスポー谷口が左ボディストレートを差し込むと、京口も真っ向から応戦。手拍子が沸き起こる中、最後は打ち合い終了のゴング。満員の会場から盛大な拍手が沸き起こった。
マイクを握った京口は、「自分は、才能がなかったが、努力を重ねて夢の世界チャンピオンになることができた。こうして無事にリングに降りることができて、丈夫な体に産んでくれた両親に感謝したい。これからの人生、困難なこともあると思うが、妻と乗り越えていきたい。本当に最高のボクシング人生でした」と挨拶すると、会場から惜しみない拍手が送られた。
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