[インタビュー]2026.3.21
触れて崩す36分間 谷口将隆の対サンティアゴ攻略法
WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級7位、WBO(世界ボクシング機構)同級9位の谷口将隆(32=ワタナベ)は、4月3日(金)、後楽園ホールで開催される「TREASURE BOXING PROMOTION 12」のメインイベントで、WBA・WBO統一王者のレネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)に挑戦する。
敗戦からの再浮上。連勝で掴み取った2度目のビッグチャンス。そして迎えるプロ10年目の節目――。2024年12月、タノンサック・シムシーとのIBF世界同級挑戦者決定戦に惜敗。だが、谷口は折れなかった。連勝で評価を取り戻し、再び世界戦線へ。今回は王者が2本のベルトを保持する統一戦。勝てば一気に2冠王者だ。
しかし、相手は技巧と老獪さを兼ね備えた難敵。谷口自身が「一番やりにくいタイプ」と評するサンティアゴを、どう崩すのか。
派手なKO宣言はない。狙うのは王者の長所を消し、36分間で上回ること。戦術のカードをどう切るか。静かな自信をまとった32歳が、キャリア最大級の難関に挑む。
■3年3ヶ月ぶりの世界戦です。決定を聞いた時の心境を教えてください。
谷口 サンティアゴの次戦は指名戦だと聞いていたので、自分にはしばらくチャンスが回ってこないのかなと思っていました。ただ、1月中旬に「もしかしたら決まるかも」と聞いて。ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)に挑戦した時と状況が似ています。話をまとめていただいた伊藤代表(伊藤雅雪Treasure BOXING代表)と小口忠寛トレーナーには本当に感謝しています。恩返しは勝つこと。それしかないです。
■世界戦が決まると、周囲の反応も変わるのでは。
谷口 変わらないと思っていましたが、反響の大きさは全然違いますね。世界タイトルを失ってから3年。それなりに試合を重ね、YouTubeも始めて、知ってもらえる機会が増えました。良いタイミングで決まったからこそ、結果を出したい。全盛期の今に組んでもらえたことに感謝しています。20代だったら「持っている」と思っていたかもしれませんが、それも周囲の支えがあってこそ。本当にありがたいです。
■サンティアゴ選手と高見亨介選手の王座統一戦を会場で観戦していましたね。
谷口 リングサイドで見ていました。堤聖也(角海老宝石)の応援で行っていたのですが、U-NEXTの方のご厚意で良い席で観ることができました。
■戦前の予想は。
谷口 高見選手が圧倒すると思っていました。スパーリングで手を合わせているからこそ分かるのですが、高見君がいつもの動きと違った。それはサンティアゴがそうさせていたんだと思います。対峙した時に感じる違和感ですね。
■その違和感とは。
谷口 なんとなく攻めづらい、なんとなくハメ込みにくい。距離感や打ち終わりが絶妙なんです。威力がなくてもこちらのパンチをしっかりカバーして、最後は「トン」と自分の攻撃で終わる。相手の頭がポンと上がるので、効いていなくても見栄えがいい。
■ディフェンス力も高いですよね。
谷口 当たらないことを前提に組み立てていきます。打ちにいくと当たらない。だからまずは触ること。触れるから当てられる。当てられるから強いパンチにつながる。
■触れることで距離感を測る、ということですね。
谷口 体に触れるだけで、「距離感やここなら当たる」が分かる。顔面は8割当たらないと思っています。では、どこをどう当てるか。その勝負です。
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