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元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ)が11日、韓国PARADISE CITY GRAND BALL ROOMで開催された「Treasure Boxing 6」ライトフライ級8回戦で、元世界ランカーのジェイセバー・アブシード(29=比)と拳を交えた。
ライトフライ級転向2戦目のリングに上がった谷口と、世界ランキング入りを狙うアブシードが真っ向から激突した。
ライトフライ級転向2戦目のリングに上がった谷口と、世界ランキング入りを狙うアブシードが真っ向から激突した。
KO勝ち!
谷口が持ち前のテクニックを存分に発揮した。サウスポー谷口が緩急をつけながら、左ボディストレート、ワンツーを好打。アブシードの強打をブロックと距離で外した。5回、谷口は左クロスでダウンを奪うと、パンチをまとめてキャンバスに沈めた。
「これで生き返った」
見事なKO勝ちを飾った谷口は、「相手の攻撃を待ちすぎたり、慎重になりすぎてしまい、課題が残る試合だった」と、まずは反省の弁を口にしたが、「最後に決めた左クロスは、ずっと練習していたパンチ。勝てて良かった。生き返ることができた」と安堵の表情を浮かべた。
「生き返る」とはどういうことかと聞くと、「世界王座から陥落して、ライトフライ級で再起して堀川さん(堀川謙一=三迫→引退)に勝ったが、内容は悪かった。あの試合で顎を骨折して堀川さんがピックアップされた。そこを乗り越えて、このような舞台で勝てたことは大きい」と語った。
「生き返る」とはどういうことかと聞くと、「世界王座から陥落して、ライトフライ級で再起して堀川さん(堀川謙一=三迫→引退)に勝ったが、内容は悪かった。あの試合で顎を骨折して堀川さんがピックアップされた。そこを乗り越えて、このような舞台で勝てたことは大きい」と語った。
「バイソンと戦いたい」
ライトフライ級で世界王座奪還を目指す谷口は、「どのチャンピオンも王座統一戦路線なので、ランカーにはなかなかチャンスが回ってこないと思う。まずは上位ランカーと戦ってランキングを上げていきたい。今は虎視眈々と力をつける時」と話すと、「バイソンに興味がある」とWBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者のジェイソン・バイソン(26=比)の名前を挙げた。
「相手が強かった」
一方、KO負けを喫したアブシードは、「谷口は元世界チャンピオンだけあって強かった」と完敗を認めた。