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新型コロナウイルス感染拡大のため入国規制中の米国に、オーストラリアの世界王者とコンテンダーが渡航に成功した。
WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級正規王者アンドリュー・マロニー(29=オーストラリア)とWBO(世界ボクシング機構)バンタム級2位ジェイソン・マロニー(29=オーストラリア)の双生児兄弟が16日米国・ラスベガスに到着。契約を結んでいるトップランク社の所有するジムで同プロモーションの興行へ参加するため準備を進める。
米国での試合が流れていた二人
母国オーストラリアのシドニーからサンフランシスコ経由でラスベガス入りしたアンドリュー&ジェイソンのマロニー兄弟は、ともに次戦を米国で迎える予定だった。
アンドリューは4月17日にオクラホマ州タルサのオーセージ・カジノで、WBAスーパーフライ級3位のイスラエル・ゴンザレス(23=メキシコ)を相手に初防衛戦を予定していた。一方ジェイソンは、4月25日にラスベガスのマンダレイベイで開催予定だった井上尚弥(27=大橋)vs.ジョンリエル・カシメロ(31=フィリピン)の世界バンタム級3冠王座統一戦のアンダーカードで、ジョシュア・グリア(25=米)とWBO世界バンタム級挑戦者決定戦が組まれていた。
井上尚弥も渡米なるか!
すでに米国でトレーニングを行なっているカシメロは、トップランク社が見据える無観客戦への出場が予定されており、まだ渡米が決まっていない井上戦を前に米国人のグリアを相手に防衛戦を挟むという報道があった。しかし、ジェイソンが入国できたことで、井上も渡米の可能性が広がり、またカシメロとの統一戦が近づいてきたと言えそうだ。