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リベンジを果たしベルトを取り戻したWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)が13日、大阪市内のホテルで会見を開き、喜びを口にした。村田は12日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)でロブ・ブラント(28=米)を2回TKOで下し9ヶ月ぶりに王座に返り咲いた。会見場に昨日の主役が現れると、報道陣から大きな拍手が沸き起こった。
満面の笑みを浮かべた
祝勝会のあとホテルに戻り床についたのが3時だが、5時に起床。記者会見が始まる10時までメールを返信していたという村田は、「こうやって目が覚めても記者の方々が来ているのを見ると、夢じゃないんだなと思うし本当にうれしい」と勝利を実感していた。
恥ずかしくない試合を見せられたと思う
昨日の試合映像を見た村田は、「体全体のパワーがあって開き直った時にリスクを負って戦うことができた。初回のボディブロ―は効果があった。これまで17戦のプロキャリアの中では一番良い試合だった」と合格点を与えると、「ハードな練習、周りのサポート、そして少しの運があったから勝てたと思う」と勝因を上げた。
よくやってくれたと浜田代表
会見に同席した浜田剛史代表は、「ベルトを取り戻したい気持ちが強くて、試合までその緊張感が途切れなかった。今回は最高のスパーリングができてそれをそのまま出せた。プレッシャーはあったがお客さんの声援を力に変えた」と評価した。気になる今後については、「いろいろな選択肢がある。一難去ってまた一難がくる」と具体的なプランは挙げなかった。
さらなる飛躍を誓った
それを聞いた村田は、「モチベ―ションを高く保てる試合がしたい。ジムに決めてもらった試合をしていくだけ」と話すと、「これからも面白い試合を見せていきたい」と抱負を口にした。
拳四朗とツーショット
今回は肉体的ダメージが少ないため、長くても7月いっぱいは休養に充てるが、早ければ1週間ほどで練習を再開することを明かした。今したいことを問われると、「集中力を持続させるために何ヶ月もカフェインを採っていなかったので、ゆっくり休んでパンを食べながらコーヒーを飲みたい」と頬を緩めた。