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[予備検診]2019.7.9

両者とも一切視線を合わせず

 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級タイトルマッチを3日後に控えた王者ロブ・ブラント(28=米)と前王者の村田諒太(33=帝拳)が9日、都内のホテルで予備検診に臨んだ。4月の発表会見以来、75日ぶりに対面した両者だが、ツーショット撮影は行われず目を合わせることもなかった。
 試合は7月12日(木)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館・第1競技場)で行われ、当日夜8時からフジテレビ系列で全国生中継される。
戦闘モードに突入した村田!
 身長では1p高い村田だが、胸囲はブラントが4p、リーチでは3p上回った。そのことについて問われると、「自分の方が体つきがしっかりしているし、パワーも絶対に上」と話すと、「熱くなりすぎないように感情のコントロールをして、試合でやるべきことに集中するだけ」と静かに闘志を燃やした。
 3日の公開練習でスパーリング中に相手の指が目に入り充血したが、金曜日も予定通りに実戦練習を行い、問題なしを強調した。
浜田剛史代表も太鼓判!
 会見に同席した浜田剛史代表は、「ブラントも仕上がりの良い表情をしていた。当日は最高のコンディション同士で戦えるのではないか」と好ファイトを期待すると、「今回はすべて予定通りに進んだ。これほど上手くいったことはない」と村田の仕上がりに自信を見せた。
 村田は本日大阪入りし最後の調整に臨む。
覚悟を持って試合に臨む
 メディアの前で予備検診を行うのは初めてだというブラントは、「私にとって新しいことだが、新鮮で楽しんでいる。今までにない大きな試合になるので一瞬一瞬を大切にしている」と笑顔を見せた。
 久しぶりに村田と対面したブラントは、「とても順調に仕上げてきている印象だ。リベンジを果たすために挑戦してきているが、最終的には私の手が挙がることを信じている。トンネルの先にある見える光を見ながら進んでいる。最後は自分が必ず勝つ」と必勝を誓った。
■検診結果
■WBA世界ミドル級タイトルマッチ
王者:ロブ・ブラント(米国)
身長:182.0cm
頸周:39.0cm
胸囲:103.0cm
リーチ:192.0cm
血圧:142/90mm/Hg
脈拍:64/min
体温:36.4℃

挑戦者:村田諒太(帝拳)
身長:183.0cm
頸周:40.0cm
胸囲:99.0cm
リーチ:189.0cm
血圧:140/72mm/Hg
脈拍:58/min
体温:36.6℃

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