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ベルト奪還を目指す前WBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)が20日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。王者ロブ・ブラント(28=米)との試合を3週間後に控えた村田は、カルロス・リナレストレーナーとのミット打ちで重厚なプレスから強烈なパンチで快音を響かせた。試合は7月12日(木)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館・第1競技場)で行われる。
精力的に動いた
一昨日は8ラウンドを消化し、明日にも8ラウンドのスパーリングを予定しているため、この日は通常の練習メニューとなった。3ラウンドのミット打ちでは、ブラントの右ストレートを想定し、左ガードを上げることを意識しながら、右フックからのコンビネーションを披露した。さらに足を使ってリングを大きく回るリナレス氏にプレスをかけ、右フック、右ボディを叩きつけると、ハンドミット打ちでは頭の位置を確認しながらラスト20秒はボディへの連打で締めくくった。
スパーリングは週2回ペース
練習後に取材に応じた村田は、「ここ最近は単発になっていたので、手数とコンビネーションを意識している。前回より良い状態に来ている」と口も滑らかだったが、「調子が良くても試合で出ないと意味がない。リングの上で力を出すだけ」と決戦に向けて気を引き締めていた。
7月1日から寄せ書きキャンペーンを実施
昨日、行われた井岡一翔(Reason大貴)の試合は見ていない村田だが、「紆余曲折あったが、勝って本当に良かった」と日本人男子選手初の世界4階級制覇を喜んだ。
なお、SAMURAI Security株式会社が運営するアスリート応援プラットフォーム「Esporta(エスポルタ https://esporta.jp)」が7月1日から12日まで「村田諒太選手応援キャンペーン」を開催することを発表した。これは、「寄せ書き」サービスを通じて応援メッセージを贈るもので、参加者は寄せられた応援メッセージと試合中の写真を組み合わせたメッセージブックを購入することができるという。
なお、SAMURAI Security株式会社が運営するアスリート応援プラットフォーム「Esporta(エスポルタ https://esporta.jp)」が7月1日から12日まで「村田諒太選手応援キャンペーン」を開催することを発表した。これは、「寄せ書き」サービスを通じて応援メッセージを贈るもので、参加者は寄せられた応援メッセージと試合中の写真を組み合わせたメッセージブックを購入することができるという。
ファンと選手を繋ぐ
村田は、「試験段階だが、プロボクサーといっても主たる収入はアルバイトだったり、競技に集中できる環境が整っていないのが現状。それで才能が消えているのを山ほど見てきた。こういう選手が面白いと精神面だけでなく、経済面でもサポートできる環境が整えば、選手はもっと競技に専念できるかもしれないと願い、まずは自分がこの新しい取り組みに参加させてもらうことになりました」と説明した。