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日本ライトフライ級3位の安藤教祐(32=KG大和)が6日、自身のYouTubeチャンネルで引退を発表した。
2016年2月にデビューした安藤は、2019年度東日本ライトフライ級新人王に輝いた後、2度にわたりタイトルに挑戦。今年11月の山本智哉(27=横浜光)戦がラストファイトとなった。
17日に取材に応じた安藤は、これまでの13年間のボクシング人生を振り返った。
2016年2月にデビューした安藤は、2019年度東日本ライトフライ級新人王に輝いた後、2度にわたりタイトルに挑戦。今年11月の山本智哉(27=横浜光)戦がラストファイトとなった。
17日に取材に応じた安藤は、これまでの13年間のボクシング人生を振り返った。
ラストファイトとなった山本智哉(横浜光)戦
安藤は「5月の日本タイトル戦で敗れた後、次に負けたら引退すると決めていた。そして再起戦で山本選手に負け、ランキングもさらに落ちてしまう。ここから再び上を目指すモチベーションが湧いてこなかった。このタイミングが潮時だと感じた」と、グローブを吊るす決意を固めたことを明らかにした。山本戦の翌日には、ジムにその意向を伝えた。
今年5月に川満俊輝(三迫)に挑戦
今年5月に行われた日本王者・川満俊輝(28=三迫)とのタイトルマッチを、安藤は思い出深い試合として挙げた。「自分は打ち合うタイプではないが、ベルトを獲るために打ち合いに行った。負けてしまったが、やれることをやり切った。応援してくれた人も熱くなってくれたと思う」と振り返った。
「ジムに感謝している」
安藤は、高校卒業後に就職した会社で、同期入社の阿部麗也(31)に誘われてボクシングを始めた。「自分を誘ってくれたことに感謝している。そして、こんなに強い選手だったんだと驚いた。見上げるだけの存在だったが、彼に肩を並べたいとずっと頑張ってきた。麗也が頑張っているから自分もと思いながらやってきたし、アドバイスももらった」と、同い年の友人に対する感謝の気持ちを表した。
KG大和ジムでの13年間を振り返り、「自分は大和ジムでしかやっていないので、他のジムのことはわからないが、ここは本当に良いジム。初心者の自分をここまで育ててくれた。後輩もどんどん強くなっていて、これからさらに盛り上がっていきますよ」と、叩き上げから日本1位まで育ててくれたジムへの感謝を述べた。
KG大和ジムでの13年間を振り返り、「自分は大和ジムでしかやっていないので、他のジムのことはわからないが、ここは本当に良いジム。初心者の自分をここまで育ててくれた。後輩もどんどん強くなっていて、これからさらに盛り上がっていきますよ」と、叩き上げから日本1位まで育ててくれたジムへの感謝を述べた。
「強い選手と戦えたことが誇り」
最後に安藤は、「改めて悔いはない。やり切った。強い選手と戦えたことが誇り。勝った試合も負けた試合も、すべてが思い出。ボクシングをしていなければ、あれほどの緊張感や喜びを味わうことはできなかったと思う。人前で全力で喜びを表現することはそうないので、そういう経験ができたことに感謝している」と締めくくった。
お疲れさまでした
内に秘めた闘志で冷静に戦う職人気質のボクサーだった。スナイパーのように相手の隙を見極め、一瞬のキレで勝負を決める姿が印象的だった。これからの安藤の新たな道での活躍を心より願っている。