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12月1日(日本時間12月2日)米国・ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われるWBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級タイトルマッチ、王者のデオンタイ・ワイルダー(米国)と、元同級統一王者でWBC3位につけるタイソン・フューリー(英国)が激突する一戦。そのアンダーカードでも注目選手の参戦が続々と発表されている。
Sウェルター級統一王者ジャレット・ハード
既に発表されていたカードとして、WBA(世界ボクシング協会)スーパー・IBF(国際ボクシング連盟)Sウェルター級統一王者のジャレット・ハード(米国)が、WBA同級11位、IBF同級9位のジェイソン・ウェルボーン(英国)を相手に防衛戦を行う。ハードは昨年2月に空位のIBF王座を獲得すると、同年10月に元世界王者のオースティン・トラウト(米国)を判定で敗り初防衛に成功。そして今年4月にはWBAスーパー王者のエディソン・ララ(キューバ)を判定で敗り、王座統一を果たした。対するウェルボーンはこれが世界初挑戦で海外での試合も初となる。
元WBAヘビー級暫定王者ルイス・オルティス
メインと同じヘビー級のトップ選手、元WBA世界同級暫定王者で現在WBC同級2位、IBFで8位につけるルイス・オルティス(キューバ)も登場。ここまで34戦32戦2敗の戦績を残すトラビス・カウフマン(米国)と対戦する。オルティスは今年3月にワイルダーのWBCタイトルに挑戦。終盤に大善戦を見せるも、10回に右アッパーで2度目のダウンを奪われTKOで初黒星を喫した。その後、今年8月にKO勝利したのに続き、この試合が復帰2戦目となる。
また、次世代ヘビー級王者候補として、リオ五輪Sヘビー級銀メダリストのジョー・ジョイス(英国)がジョー・ハンクス(米国)とヘビー級10回戦を行う。
また、次世代ヘビー級王者候補として、リオ五輪Sヘビー級銀メダリストのジョー・ジョイス(英国)がジョー・ハンクス(米国)とヘビー級10回戦を行う。
チャベスJrがSミドル級で再起戦
そして、長らくブランクのあった元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)の参戦も決定。昨年5月に米国・ラスベガスで現世界ミドル級統一王者のサウル"カネロ"アルバレスと、メキシカン注目の74.6kg契約12回戦を行うも、結果は三者とも120-108のフルマークで惨敗となった。約1年半ぶりの再起戦の相手はWBO(世界ボクシング機構)Sウェルター級暫定王者のアルフレド・アングロ(メキシコ)となった。現在2連敗中のアングロとSミドル級10回戦で戦うチャベスは、同級での世界王座の返り咲きを狙う。
IBF世界ミニマム級王座決定戦 バリガvsリコナ
さらには年末に世界2階級制覇挑戦を目指す京口紘人(ワタナベ)が返上し、空位となっていたIBF世界ミニマム級王座の決定戦として、IBF同級1位のマーク・アンソニー・バリガ(フィリピン)vsカルロス・リコナ(メキシコ)の全勝対決も加わっている。当日は米国プレミアムケーブル局のSHOWTIMEがPPVで試合を中継。このIBF王座決定戦とチャベスvsアングロ戦はPPV枠からは外れるとのこと。来年の世界ヘビー級戦線に向け、大注目の試合まで残すところ半月と迫った!