タイとフィリピンの剛腕対決! IBF王座決定戦

　IBF(国際ボクシング連盟)世界ライトフライ級王座決定戦で対決するクリスチャン・アラネタ(30=比)とタノンサック・シムシー(25=グリーンツダ/タイ)が18日、横浜市内のベイシェラトンホテル&タワーズで、前日計量に臨んだ。

　軽量級屈指のアジアの剛腕対決は、6月19日(木)、東京・大田区総合体育館で行われる。その模様は、配信プラットフォーム「Lemino」でライブ配信される。

※試合当日は、Leminoプレミアムの登録ページのアクセスが集中することが予想されます。お早めにご登録ください。

　48.8kgで計量をクリアしたアラネタは、6月6日に来日してから約2週間、日本国内で最終調整してきた。日本の関係者に強い感謝の気持ちを伝えた上で、「準備はしっかりできた。明日、世界チャンピオンになります」と、日本とフィリピンで吉報を待っているファンと支援者に向けて、熱い気持ちを伝えた。

　計量を終えたタノンサックは、「昨日の記者会見では話さないといけなかったので緊張したが、今は非常に落ちついている。待ちに待った夢の世界タイトルマッチ。とてもワクワクしている」と、引き締まった表情を見せ、「相手は強いので油断せずに戦う。作戦は言えないので、とにかく明日の戦いを見てください」と、キャリア40戦目で迎えた夢の舞台に気持ちを高めた。

　タノンサックをプロモートするグリーツダジムの本石昌也会長は、「あの時(5年前に世界戦直前で中止)と今のタノンサックは比べ物にならない。矢吹選手(矢吹正道=LUSH緑)と戦ってキャリアを積み、その後、東洋チャンピオンになり、谷口選手(谷口将隆=ワタナベ)との挑戦者決定戦を勝ってと、段階を踏んでここまで来た。この5年間は世界チャンピオンになるための時間だった」と、手塩にかけてかけて育ててきたタノンサックに期待を寄せた。

　計量後にはルールミーティングが行われ、アラネタはウイニング製の赤色、タノンサックは同じくウイニング製の黒色のグローブが使用されることが確認された。

■検診結果

■クリスチャン・アラネタ(30=比)

血圧:   106/72mm/Hg

脈拍:  64 /min

体温:  35.9  ℃

 

■タノンサック・シムシー(25=グリーンツダ/タイ)

血圧:  106/76 mm/Hg

脈拍:  60 /min

体温:  35.6  ℃

■オフィシャル

■レフェリー

・中村勝彦(日本)

■ジャッジ

・レシュック・ヤンコウィアク(ポーランド)

・田中浩二(日本)

・村瀬正一(日本)

■立会人

・安河内剛(日本)