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WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級14位の田中教仁(37=三迫)が31日、タイ・ナコーンラーチャシーマーで、王者のパンヤ・プラダブスリ(31=タイ)に挑戦した。
これまでタイで開催された世界戦の日本人選手の戦績は、26戦25敗1分。鬼門タイで2度目の世界挑戦に臨んだ田中は、ベルトを奪うことができたのか――。
これまでタイで開催された世界戦の日本人選手の戦績は、26戦25敗1分。鬼門タイで2度目の世界挑戦に臨んだ田中は、ベルトを奪うことができたのか――。
悔しい判定負け
■田中教仁(三迫)の試合後談話
ー試合を振り返って
「倒せなかったなと。日本で、4ラウンドまでは、とにかくプレスをかけて手を出そうと練習してきたが、なかなか出せなくて。最終ラウンドに立った時、死んでもいいと思っていた」
―プレスは十分にかけた
「手を出せず、悔しさが残ります。ガンガンいこうとトレーナーの鈴木さん、チーフトレーナーの加藤さんとも話して準備できていた。気持ちを出して、前に出ようと練習してきたのですが…(ロープに詰めて)手がでなかったです」
―率直な気持ち
「もう、何もかも情けない。世界初挑戦でもなく、トップコンテンダーでもない。所属ジムがくれたチャンスなので…会長にベルトを巻きたかったし、死ぬ覚悟でいたので…。」
―試合直後ですが、今後は
「今は何も考えられない」
採点表
■三迫貴志会長の談話
「チャンスはあった。何度も効かせていた。左フックで(王者の)腰を落とした場面もあったし、もう一歩。(王者の)目も腫れ、休みたい、逃げたい、ボディーも嫌がっていることがわかりました。ただ地元タイで見栄えを良くすれば取られないし、そしてパンチも田中に当たって、元気にさせてしまったところもある。倒せないと勝てないぞと、全ラウンドで言い続けていたが、少し見てしまったところですね。試合内容、展開は想定通りでしたが、本人が相手を見すぎて、1発を狙いすぎたと思う」