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OPBF東洋太平洋アトム級王座決定戦が1日、後楽園ホールにて開催された「QueensCrest2022」で行われ、前王者の松田恵里(28=TEAM10COUNT)と前日本同級王者の長井香織(32=真正)が空位の王座を争った。
スピードを活かした攻撃が身上の松田と、パワーアップした長井がぶつかり合った。
スピードを活かした攻撃が身上の松田と、パワーアップした長井がぶつかり合った。
松田恵里(TEAM10COUNT)がベルトを獲得
サウスポーの松田が、スピードに乗ったステップで先に仕掛けたが、長井は、左腕を高く上げてしっかりガードを固めると、プレスをかけて距離を詰めたが、打ち終わりがクリンチで終わる展開が続いて松田を崩せず。松田は、単発でも的確にポイントを稼いで、王座返り咲きを果たした。
3年ぶりに勝った
自身が保持していたベルトを奪還した松田は「再起に向けて半年間、練習してきたことを出せた部分と、もっとできる部分があった。相手が前に出てくるのはわかっていた。レベルの差を見せることができたと思う」と試合を振り返ると、「久しぶりに勝てて、本当にうれしい」と3年ぶりの勝利を喜んだ。
「世界王者を目指す」
「ここで負けたら、次はないと思っていた。勝って応援してくれる人が喜んでくれるのがなによりうれしい」と話した松田は「世界しか見ていない」と、3度目の正直で世界を目指す。
「一からやり直したい」
一方、悔しい敗戦となった長井は「相手は、駆け引きが上手かった。打ち合いに持ち込みたかったが、攻めきれなかった。戦いながら少し迷ってしまった」と冷静に試合を振り返った。
採点表