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前日本アトム級王者の長井香織(32=真正)は、9月1日(木)に後楽園ホールにて、前OPBF東洋太平洋アトム級王者の松田恵里(28=TEAM10COUNT)と、空位のOPBF王座を争う。現IBF世界同級王者の宮尾綾香(ワタナベ)、OPBF東洋太平洋ミニマム級王者の千本瑞規(ワタナベ)に敗れて、勝ち星から遠ざかっている中で、再びチャンスを掴んだ。
電話取材に応じた長井は、「ベルトよりも、何より勝ちがほしい」と言葉に力を込めた。
電話取材に応じた長井は、「ベルトよりも、何より勝ちがほしい」と言葉に力を込めた。
パワーアップを印象付けた
井上孝志トレーナーとのミット打ちでは、コンパクトかつ力強さを感じさせた。以前よりパワーがついた印象を受けた。「以前は、スピードを意識していたが、今は、常に強く打つことを意識している。ミットの奥を打つつもりで打ち込んでいる」。
井上トレーナーの檄に必死に食らいつき、良い表情を見せていた。「私のことを強くしてくれると言ってくれるし、褒めてもくれるので、すごく(自分に)合っている」と進化に手応えを感じているようだ。
井上トレーナーの檄に必死に食らいつき、良い表情を見せていた。「私のことを強くしてくれると言ってくれるし、褒めてもくれるので、すごく(自分に)合っている」と進化に手応えを感じているようだ。
今年5月の千本瑞規戦
千本戦では、プレッシャーをかけて果敢に攻めた。「千本さんの得意な距離にさせなかった。パンチがあると聞いていたが、そう感じなかったのは、距離を潰すことができたから。ただ、クリンチになった時の対処法がまずかった。近い距離でもっと細かいパンチを打てたら良かったが…。ともかくやり切れたし、良い経験になった」と前戦を振り返った。
松田攻略に自信あり!
松田の印象を「スピードがあって、すごくまとまったボクシングをする。カウンターを取るのが上手い」と語ると、「相手は距離が良く、ポイントを取るのが上手いので、違うところで勝負したい」。
初のサウスポーとの対戦
14戦目で初のサウスポーとの対戦だ。現在は、同門で日本アトム級2位の山中菫(20=真正)や元女子世界ミニマム級王者の黒木優子(31=YuKO)といったサウスポーとのスパーリングを重ねている。
「覚悟を持って戦う」
「強い相手なので、モチベーションが高いが、勝ち星から遠ざかっている情況だから、とにかく勝ちたい。ここで負けたら、次はないと思っている。何が何でも勝つ!」とこの試合への覚悟を示した。