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アメリカン・フットボールの優勝決定戦でもある全米を上げての祭典、NFLスーパーボウルに湧く米国・マイアミで、30日(日本時間31日)に世界戦のトリプルヘッダーが挙行された。注目のWBA(世界ボクシング協会)&IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米)vsWBA同級1位ムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)による2冠戦は熱戦となり波乱の結果となった。
メインイベントではWBO(世界ボクシング機構)ミドル級タイトルマッチ、王者デミトリアス・アンドレイド(米)vs挑戦者3位ルーク・キーラー(アイルランド)。IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者テビン・ファーマー(米)vs元WBAフェザー級王者同級2位ジョセフ・ディアス(米)という安定王者たちの防衛戦もセットされた。
メインイベントではWBO(世界ボクシング機構)ミドル級タイトルマッチ、王者デミトリアス・アンドレイド(米)vs挑戦者3位ルーク・キーラー(アイルランド)。IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者テビン・ファーマー(米)vs元WBAフェザー級王者同級2位ジョセフ・ディアス(米)という安定王者たちの防衛戦もセットされた。
ローマンが2冠失う
これがWBA5度目、IBFは初防衛戦となるローマンに対して、初回はアフマダリエフがサウスポースタイルからワンツーで攻めていく。その後、フットワークを織り交ぜるアフマダリエフに、ローマンが接近戦でボディを狙いペースを奪いにかかった。中盤に入るとアフマダリエフの足が生きカウンターを見舞うと、9回にはサイドの動きも加えて連打で優位に立つ。積極的に攻めるローマン、パワーもみせて攻めていくアフマダリエフは接戦のまま最終12回に突入。アフマダリエフは再びアウトボクシングでリングを使い、ローマンは打ち合い持ち込み試合終了。判定は2-1(115-113、113-115、115-113)と割れるも挑戦者を支持。アフマダリエフが2冠王者となった。
わずか8戦目での統一王者は最短タイ記録に並んだ。今後はIBF同級暫定王者の岩佐亮佑(セレス)との対戦の可能性があるアフマダリエフの戦績は8戦全勝(6KO)。惜しくも敗れたローマンの戦績は31戦27勝(10KO)3敗1分となった。
わずか8戦目での統一王者は最短タイ記録に並んだ。今後はIBF同級暫定王者の岩佐亮佑(セレス)との対戦の可能性があるアフマダリエフの戦績は8戦全勝(6KO)。惜しくも敗れたローマンの戦績は31戦27勝(10KO)3敗1分となった。
アンドレイドが2度ダウンを奪いV3
試合開始すぐにアンドレイドは得意の左ストレートを決めて先制のダウンを奪う。さらに続く2回も左フックでダウンを追加。その後、サウスポーのアンドレイドと挑戦者キーラーは揉み合いが増えてくるも、スピードで王者が試合を優位に展開していった。噛み合わせの悪い中で進んだ後半9回、アンドレイドの連打にさらされたキーラーをレフェリーが救い出すストップ。アンドレイドが9回2分59秒でTKO勝利となった。
3度目の防衛に成功した王者アンドレイドの戦績は29戦全勝(18KO)、敗れたキーラーは21戦17勝(5KO)3敗1分とした。
3度目の防衛に成功した王者アンドレイドの戦績は29戦全勝(18KO)、敗れたキーラーは21戦17勝(5KO)3敗1分とした。
ファーマーも敗れる波乱
サウスポー同士となったファーマーvsディアスは、両者が積極的に攻めて開始。2回にはディアスが左眉を切り、3回にドクターチェックが入った。その後、中盤に傷口が広がるもディアスがパワーを全面に出して優位に試合を進める。終盤に入ると、距離をとってクリンチなどでファーマーがペースを奪い返しにかかるも、最後まで攻めるディアスを止めきれずに終了のゴング。3-0(116-112、115-113×2)の判定でディアスが新王者となった。
2階級制覇を達成したディアスの戦績は32戦31勝(15KO)1敗、ファーマーは37戦30勝(6KO)5敗(2KO)1分1無効試合とした。
2階級制覇を達成したディアスの戦績は32戦31勝(15KO)1敗、ファーマーは37戦30勝(6KO)5敗(2KO)1分1無効試合とした。