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[立ち話]2021.3.10

バンタム級には俺もいる!

 日本バンタム級6位の千葉開(28=横浜光)が虎視眈々と王座を狙っている。2018年1月に初黒星を喫した千葉だが、そこから6連勝と日本ランキングをジワジワと上げている。
 バンタム級は、日本王座を保持していた鈴木悠介(三迫)が引退し王座を返上。王座決定戦で新王者が決まる予定で、OPBF東洋太平洋王者は井上拓真(25=大橋)、WBOアジアパシフィック王者には比嘉大吾(25=Ambition)が就いている。
 3月4日に所属ジムで取材に応じた千葉は、「タイトル戦への準備はできている」と闘志を燃やした。
「タイトル戦に絡んでいきたい」
 千葉は「タイトルを狙える位置にいるので、ベルトに絡んでいきたいと思っている。チャンスを掴めるようにしっかりと準備している」と話すと、「自分がやりたいことと、できることが何なのかわからなくなった時期もあったが、模索しながらここ数戦で、自分の良さを活かせるボクシングができるようになってきた」と手応えを感じている。
今年は勝負の年
 同門の日本ウェルター級5位の坂井祥紀(30)が4月8日(木)に日本王座に挑戦、さらに日本スーパーウェルター級王者の松永宏信(33)が4月21日(水)に3度目の防衛戦を迎える。「タイトルマッチの雰囲気がジム全体に伝わっている。モチベーションが上がるし、自分も挑んでいきたいと思う」と気持ちを高ぶらせた。
右:ロッキー・フェンテス氏
 元OPBF東洋太平洋フライ級王者で、横浜光ジムのトレーナーを務めているロッキー・フェンテス氏とマンツーマンで早朝フィジカルトレーニングに取り組むなど体力面の強化を図っている。
 千葉は「自分はバンタム級では小さい方なので、押し負けない体の強さをつけている」。「戦略面は会長のアドバイスを聞いて仕上げている」と次戦でのさらなる進化を約束した。

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