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[試合後会見]2024.6.1

東西ハードパンチャー対決はKO決着!

 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の坂晃典(32=仲里)と同級2位の波田大和(27=帝拳)によるタイトルマッチが1日、後楽園ホールで開催された「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで行われた。両者ともにKO宣言した一戦、1,213人の観客が固唾を飲んで見守る中、決戦のゴングが鳴り響いた!
波田大和(帝拳)が新王者!
 坂がジリジリと距離を詰めて、右ボディを狙うのに対し、サウスポー波田は右フックをヒット。中間距離で危険なパンチを交錯させた。3回、波田は右フックから左ストレートで、坂をロープまで飛ばすと、レフェリーはロープダウンを宣告。波田は間を置かず、ダメージが残る坂に襲いかかり、連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
「ここまで長かった」
 強打者対決を制して新チャンピオンに輝いた波田は、「振り返ってみると、ここまで本当に長かった。めちゃくちゃうれしいです!」と喜びに浸った。

 「左フックにパンチを合わせてくる雰囲気があり、想像以上にプレッシャーが強かったが、ここで打とうというタイミングは掴めた。このラウンド(3ラウンド)で仕留めることができるとは思わなかったので、自分でもびっくりした」。
「原優奈選手にリベンジしたい気持ちがある」
 今後の目標を聞かれた波田は、「これからも一生懸命に頑張るだけ」と話したが、2022年10月に、日本王座挑戦者決定戦で敗れた前日本スーパーフェザー級王者の原優奈(29=真正)のことが気になるようだ。「原選手のことが引っかかっている。リベンジしたい気持ちがあるが、今は(原は)チャンピオンじゃないし…。でも、自分の中でモヤモヤしている」と語った。
「一発を当てたかったが…」
 一方、初防衛に失敗した坂は、「レフェリーストップは仕方がない。ダウンして休めば良かったのかもしれないが、残り30秒あり、反撃しようと思ったので踏ん張った。一発当てて展開を変えようと思ったが…、相手が強かった。今は少し休みたい」と気丈に振る舞った。
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