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米国・ラスベガスのバージン・ホテルズ・ラスベガスで22日(日本時間23日)に開催されるスーパーライト級4冠王座統一戦。その前日計量が22日に行われ、WBC(世界ボクシング評議会)&WBO(世界ボクシング機構)同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(28=米)とWBA(世界ボクシング協会)スーパー&IBF(国際ボクシング連盟)王者ジョシュ・テイラー(30=英)が秤の前で対峙した。
*米国・ラスベガスで22日(日本時間23日)に開催される注目の世界スーパーライト級4冠王座統一戦を、WOWOWエキサイトマッチでは23日(日)午前11時からオンデマンドでライブ配信される。
スーパーライト級リミット63.5kgをWBC&WBO王者ラミレス、WBAスーパー&IBF王者テイラーともに200gアンダーの63.3kgでパス。フェイスオフでは激しい言い合いを見せ、明日の対決を大いに煽った。
ここまで26戦全勝(17KO)のラミレスは、19年2月に当時WBO王者だったモーリス・フッカー(31=米)に6RTKO勝利で2冠王座を統一。初防衛戦で元WBC同級王者ビクトル・ポストル(37=ウクライナ)を判定で下し、今回の対決がWBC5度目、WBO2度目の防衛戦でもある。
一方のテイラーもここまで17戦全勝(13KO)を記録。19年に行われたWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)のスーパーライト級トーナメントで、同年5月にイバン・バランチク(28=ロシア)に判定勝ちしIBF王座を獲得。決勝ではレギス・プログレイス(32=米)にも2-0の判定勝利でWBAスーパー王座を吸収しWBSS優勝を飾った。IBFが3度目、WBAスーパーが2度目の防衛戦となる。
ラミレスは過去のサウスポーとの対戦で苦戦をしている分だけ、テイラー勝利の予想が多くはあるものの、激しい撃ち合いを見せることは間違いなさそうだ。
過去に主要4団体の王座を自力で集め統一した王者は4名いる。初の4冠王者はバーナード・ホプキンス(引退=米)でミドル級時代に達成。その後はスーパーライト級時のテレンス・クロフォード(33=米)、クルーザー級のオレクサンドル・ウシク(34=米)もWBSSトーナメントに優勝し獲得。そして現在、ライト級のテオフィモ・ロペス(23=米)が4本のベルトを保持している。
唯一、ホプキンスに勝利し、4冠王座をそのまま獲得したジャーメン・テイラー(引退=米)を除けば、このラミレスvsテイラーの勝者が自力での4団体を統一、5人目の比類なき王者が誕生することになる。