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米国・ニューヨーク州ベローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで9日(日本時間10日)W世界戦が開催された。WBA(世界ボクシング協会)ライトヘビー級タイトルマッチ、ドミトリー・ビボル(ロシア)vs同級8位ジョー・スミス Jr.(米国)と、WBO(世界ボクシング機構)スーパーライト級タイトルマッチ、王者モーリス・フッカー(米国)vs同級10位ミケェル・レスピエレ(米国)。試合の模様はストリーミング配信サービスDAZNで中継された。
ビボルが安定感をみせ防衛
ジャブを軸に序盤を優位に進める王者ビボルに対し、挑戦者スミスは4回に右フックで腰を落とさせた。中盤に入りスミスはプレッシャーを強めるが、ビボルが捌いてはパンチをコネクトさせ流れを渡さない。試合のペースはビボルが掴んだまま後半に突入すると、最後までスミスの強打を封じ込み試合終了。3-0(119-109×2、118-110)の大差判定でビボルが暫定時代を合わせv6を達成した。3戦連続判定勝利となったビボルの戦績は16戦全勝(11KO)、パンチ力を爆発させられなかったスミスは27戦24勝(20KO)3敗。
フッカーが大差判定勝利
静かな立ち上がりとなったWBO世界スーパーライト級タイトルマッチ。王者フッカーは序盤に挑戦者のサウスポーエスピエレの攻勢でロープに詰まるも、しっかりと対処してボディ、右を打ち込んでいく。中盤はさらに前に出るレスピエレをフッカーは有効打でリ迎え撃つ。ポイントの厳しいエスピエレは最後までプレッシャーをかけるも、フッカーが無理をせずにアウトボクシングに徹し試合終了。大差の3-0(119-108、120-107、118-109)でフッカーが2度目の防衛に成功。未だ無敗のフッカーの戦績は29戦26勝(17KO)3分、奮闘するも初黒星を喫したレスピエレは23戦21勝(10KO)1敗1分となった。