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IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者エロール・スペンスJr(米)vsWBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者ミゲール・ガルシア(米)のによるIBFウェルター級タイトルマッチが日本時間17日、米国テキサス州アーリントンのダラス・カウボーイズの本拠地AT&Tスタジアムで行われた。本来より7kg重い階級での挑戦となったガルシアだが、序盤はサウスポーのスペンスJrと互角以上に渡り合い、5階級制覇に期待を抱かせた。
しかし、中盤に入ると身長で9cm、リーチで10cmと明らかに体格差があるスペンスJrがボディからの打ち分けでガルシアにダメージを負わせ、一方的な展開に。ガルシアも粘り強く強打を返し持ちこたえたが、流れを変えることができないままゴング。ジャッジ1者が120‐107の13ポイント差をつける完勝で、スペンスが全勝記録を25に伸ばし3度目の防衛に成功した。試合後にはWBA王者マニー・パッキャオ(比)がリングに上がり、スペンスとの対戦に意欲を示した。5階級制覇に失敗したガルシアは初の黒星がつき、40戦39勝(30KO)1敗となった。
ネリの驚異的なパワーが爆発
また、この試合の前座では前WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者のルイス・ネリ(メキシコ)が、元IBF世界スーパーフライ級王者マックジョー・アローヨ(プエルトリコ)を相手にバンタム級10回戦を行い、強打を爆発させ計4度のダウンを奪い4回終了TKO勝ち。全勝記録を29(23KO)に伸ばした。PBC&同アドバイザー、アル・ヘイモンと契約を結んだ最初の試合で、世界に向けて大きくアピールした。敗れたアローヨは21戦18勝(8KO)3敗。