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今週の海外注目試合は米国で18、19日に開催される2興行の中からピックアップする。まずは19日(日本時間20日)ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われる、WBA(世界ボクシング協会)ウェルター級タイトルマッチ。元6階級制覇王者の王者マニー・パッキャオvs元4階級制覇王者でWBA同級6位の挑戦者エイドリアン・ブローナーという今年最初のビッグマッチ。そして、空位となっていたWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級正規王座決定戦。
前日18日(日本時間19日)にはニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)シアターで、WBO(世界ボクシング機構)ミドル級タイトルマッチが決行。アンダーカードでは高橋竜平(横浜光)の世界初挑戦に、WBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦でホルヘ・リナレス(帝拳)が参戦する。
前日18日(日本時間19日)にはニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)シアターで、WBO(世界ボクシング機構)ミドル級タイトルマッチが決行。アンダーカードでは高橋竜平(横浜光)の世界初挑戦に、WBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦でホルヘ・リナレス(帝拳)が参戦する。
パッキャオvsブローナー
パッキャオは昨年7月に世界王者のルーカス・マティセ(アルゼンチン)にKO勝ちしWBA同級王座を獲得。10月にはアル・ヘイモンのPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)と契約して、同プロモーションに所属するブローナーが初防衛戦の相手となった。
ブローナーは17年7月にマイキー・ガルシア(メキシコ)に判定負け、18年4月はジェシー・バルガス(米国)に引き分けと、約2年間勝ち星から見放されている。しかし、知名度は抜群で、バルガス戦ではノンタイトルながら100万ドル(約1億1000万円)を稼ぎだしている。再びローチと組んだパッキャオに、復活を目指すブローナー、注目の一番はプレミアム・ケーブル局のSHOWTIMEがPPVとしてライブ中継を行う。
ブローナーは17年7月にマイキー・ガルシア(メキシコ)に判定負け、18年4月はジェシー・バルガス(米国)に引き分けと、約2年間勝ち星から見放されている。しかし、知名度は抜群で、バルガス戦ではノンタイトルながら100万ドル(約1億1000万円)を稼ぎだしている。再びローチと組んだパッキャオに、復活を目指すブローナー、注目の一番はプレミアム・ケーブル局のSHOWTIMEがPPVとしてライブ中継を行う。
ウバーリvsウォーレン
パッキャオvsブローナー戦のアンダーカードには多くの世界戦が組まれている中、日本ボクシングにとって注目の一戦が行われる。長らく空位となっていたWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級正規王座決定戦が同級1位のナルディーヌ・ウバーリ(フランス)WBC同級3位のルーシー・ウォーレン(米国)の間で争われる。昨年12月30日、大田区総合体育館で井上拓真(大橋)が判定でWBC同級暫定タイトルを獲得。この正規王座決定戦の勝者との統一戦が義務付けられている。元WBA世界バンタム級王者のウォーレンと、世界初挑戦の強打者ウバーリが正規のバンタム級ベルトを目指し激突する。
アンドレイドvsアカボフ
ニューヨーク、ボクシングの殿堂MSGシアターで18日に開催されるWBO世界ミドル級タイトルマッチ、王者デミトリアス・アンドレイド(米国)vs挑戦者同級8位アルツール・アカボフ(ロシア)戦。昨年10月に試合直前で当時王者のビリー・ジョー・サンダース(英国)が、ドーピング検査で陽性反応を示し王座剥奪。アンドレイドは同王座決定戦で2位のウォルター・カウトンドクワ(ナミビア)と対戦し、4度のダウンを奪う判定勝利で2階級制覇を達成。挑戦者アカボフは16年12月のサンダースへの世界挑戦敗退後、3連勝で2度目の世界挑戦となる。
ドへニーvs高橋
試合まで1週間を切って正式決定したIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に同級10位高橋が急遽挑戦することになった。今週の13日に日本を発った高橋にとっては失うものがない、まさにチャレンジマッチと呼ぶに相応しい海外での挑戦。シアターながらMSGで日本人初の世界挑戦となった。
リナレス、WBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦
また元3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(帝拳)が昨年5月のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦以来MSGに帰ってくる。元WBAスーパーライト級暫定王者のパブロ・セサール・カノ(メキシコ)と対戦。この試合はWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦として行われることになり、勝者はWBC世界同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(メキシコ)への挑戦権を得ることになった。リナレスにとっては4階級制覇のため負けられない一戦だ。