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WBA(世界ボクシング協会)Sライト級王者のキリル・レリク(ベラルーシ)が1日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。レリクは7日(日)に横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」で同級1位のエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)とWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準々決勝で激突する。これが初来日のレリクは「気分はとても良い。防衛に向けてしっかりとトレーニングをしてきた」と静かに語った。
左:ノーマン・ウィルソン氏 右:バレリ・カプリア氏
現在28歳のレリクは、父の影響で12歳からボクシングを始めると、アマチュアでは2012年ロンドン五輪ベラルーシ代表候補に選ばれ、300勝15敗の実績を残しプロデビュー。2016年10月にリッキー・バーンズ(英国)が保持していたWBA同級王座に挑戦し3-0の判定負けを喫したが、今年3月に米国テキサス州サンアントニオでランセス・バルテルミ(米/キューバ)とのWBA同級王座決定戦で判定勝ちしタイトルを獲得した。今回が初防衛戦になる。
終始静かな口調だった
普段は物静かだが、リングに上がると激しい試合をすることからマッド・ビー(怒った蜂)のニックネームが付いたレリク。挑戦者のトロヤノフスキーについて「特に印象はない。私の方が若いしチャンピオンなので心構えができている。ファンはノックアウトを期待していると思うので、その期待に応えたい」と静かに闘志を燃やした。
練習拠点は米国マイアミ
会見に同席したウィルソントレーナーは、「レリクはパワーもテクニックもある万能型の選手。ボクシングは何が起こるかわからないから12ラウンドフルに戦える準備をしてきた」と万全を強調した。
24戦22勝(19KO)2敗
会見後の練習ではシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンド、合計3ラウンド披露しただけで終了。サンドバッグ打ちでは、回転のある連打を見せてKO率79%の片鱗を覗かせた。
井上―パヤノ戦も見たいとレリク
今回がWBSS初戦となるが、「隙のない動きで勝ち続けて必ず優勝する」と自信を示した。