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[試合後談話]2018.12.1

仲村正男が7年ぶりにタイトルマッチ

 WBOアジアパシフィックSフェザー級王座決定戦が1日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で行われ、元OPBF東洋太平洋同級王者でWBOアジアパシフィック同級2位の仲村正男(渥美)と前OPBF同級王者でWBOアジアパシフィック同級6位のカルロ・マガリ(比)が王座を争った。試合は仲村がジャブで距離を作り右ストレートを好打した。
仲村がストップ勝ち
 序盤は仲村が左を軸に丁寧に試合を組み立て的確にパンチを決めた。4回には右アッパーで動きを止めてペースを維持したが、5回にマガリの右フックを浴びダウンを喫した。それでも仲村は6回にワンツー、右アッパーを顔面、ボディに打ち込みジャッジに攻勢をアピール。被弾しながらも懸命にパンチを返すマガリに対し、キレのあるパンチで左目尻を切り裂いた。すると10回、仲村は右アッパーから連打で攻勢。傷が深くなったマガリを見てレフェリーが試合を止めた。
キャリアを活かすことができた
 激戦を制した仲村は、「ダウンはしたが経験を活かして試合に集中することができた。今回はセコンドの言葉をゆっくりと聞くことができた。7年ぶりにタイトルを獲ることができて本当に嬉しい」と声を弾ませ、「防衛を重ねて、応援していただいている方々を喜ばせたい」とさらなる飛躍を誓った。
勝利への執念を見せたが…
 一方、2本目のベルトを獲得することができなかったマガリは、「まだまだ試合を続けることができたから悔しいが、怪我をしてしまったので仕方がない」と肩を落とした。
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