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後楽園ホールで30日、ファイティングビー35が開催され、セミセミファイナルで、復帰3戦目のリングに上がった小林孝彦(29=一力)と、昨年のウェルター級東日本新人王の福永啄巳(25=青木)が、ウェルター級6回戦で対決した。

丁寧にジャブをポンポンポンと突きながらリズムを作った小林が、豪快な左フックでダウンを奪うと、立ち上がった福永に対して、上下左右に連打を続けてダウンを追加。それでも立ち上がってきた福永だったが、防戦一方となったところで、レフェリーが試合を止めた。

試合直後のリング上で、フラッシュインタビューのマイクを向けられた長身右腕は「絶対にチャンピオンになります」と、ファンの声援に応えた。

昨年7月に3年8ヶ月ぶりに復帰した小林は、「久々にKOできて気持ちよかったです」と、控えめの笑顔を見せると、「復帰して2戦したけど、あまり良くなかったので、今日はデビュー戦の気持ちで戦いました。今回ダメならダメという気持ちだったので、これからもボクシングができることが嬉しいです」と、自信を取り戻せたことを素直に喜んだ。


この日のメインイベントでは、明日(31日)に30歳の誕生日を迎える池田竜司(29=一力)と大場翔(31=ジャパンS)が対決。積極的に前に出て仕掛けた大場に対して、序盤は冷静に右ストレートを返した池田が、中盤から左右のボディを叩いて応戦。スーパーライト級8回戦だったが、初回の偶然のバッティングによる池田の左目上の傷口から流血が止まらず、5回途中の負傷判定で池田が勝利を掴んだ。
リングサイドを埋めた多くのファンに対して、負傷判定となったことを謝罪したが、2012年8月19日にデビューして以来、13年間ボクシングに打ち込んできたことを報告。「次回に期待しておいてください」と、抱負を語った。