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[試合後談話]2024.7.2

逆転KO男の本領発揮!

 日本スーパーライト級10位の川村英吉(24=角海老宝石)と小林孝彦(28=一力)が2日、後楽園ホールで開催された「Fighting Bee.30」のメインイベント、66.0kg契約6回戦で対戦した。

 試合は、衝撃の結末を迎えた!
川村英吉(角海老宝石)が逆転KO!
 初回、小林がジャブを飛ばして距離をキープ。2回、川村はプレスをかけて左ボディで反撃するが、小林は右ストレートから左フックをフォローして、ダウンを奪った。劣勢の川村は4回、ブロッキングしながら前に出ると、左ボディを突き刺しダウンを演出。最後は、左フックで小林を倒した。
「後半勝負のつもりだった」
 今年2月に続き、逆転KO勝ちした川村は、「トレーナーと後半勝負で作戦を立てていたので、前半はじっくりと耐えてボディを狙った。やりにくかったが、パンチは見えていた。倒れたけれども、フラッシュダウンで効いていなった。相手もパンチがあるので、最後までいかないと思っていた」と、淡々と試合を振り返った。
5戦全勝(3KO)
 この日の勝利でA級(8回戦)昇格を決めた川村は、「このまま勝ち進んで、スーパーライト級かウェルター級で、タイトルマッチまでいきたい」と抱負を語った。
先にダウンを奪ったが…
 一方、悔しい敗戦となった小林は、「何ラウンドで倒れたんですか? えっ? 僕が先にダウンを奪ったんですか?」と記者に聞き返すなど、試合のことは覚えていないという。
「強くなってまた戻ってきます」
 2020年11月の試合を最後に一度ボクシングを離れた。その後、キックボクサーに転向したが、「やっぱりボクシングがしたい」と、昨年12月に練習を再開。3年7ヶ月ぶりにカムバックした。

3年7ヶ月ぶりにカムバック

 復帰戦でメインイベンターを務めた小林は、「ジムに期待してもらっているのに、結果を出せなくて申し訳ない」と唇を噛み締めると、「残りの人生、全部ボクシングに賭ける。また、強くなって戻ってきます!」と再起を誓った。

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