クリストファー・ロサレス「階級転向を検討している」

　WBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)が将来的に階級を上げることを明言した。先週19日に北アイルランドで、タイトル初防衛を果たしたロサレスは「近い将来、スーパーフライ級に上げようか検討している。先日の防衛戦もかなり限界まで体重を落とした。もう一度防衛したらクラスを上げようと思う」と語った。

　初防衛戦では実力の違いを見せつけて同級14位のバディ・バーンズ(英)を退けたロサレス。「ディフェンスに磨きをかけて全体的なスキルを高めることができれば、スーパーフライ級でも頂点に立てると思う。緑のベルト(WBC)が獲れたらいいなと思っています」と2階級制覇を自信を示し、WBC世界Sフライ級王者のシーサケット・ソールンビンサイ(タイ)をターゲットにすると話した。ロサレスが王座返上となれば現在、WBCフライ級2位についている黒田雅之(川崎新田)に王座決定戦のチャンスが回ってくることも考えられる。