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WBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(40=ハイチ/カナダ)は5月19日、カナダのトロントで同級2位にランクされる元WBCスーパーミドル級、WBA(世界ボクシング協会)ライトヘビー級王者バドゥ・ジャック(34=スウェーデン/米)を相手に9度目の防衛戦を行う。「スーパーマン」と呼ばれるサウスポーの王者は「試合を終わらせるために三発も四発も必要ない。一発で仕留める」と意気込んでいる。
スティーブンソンは「私にはパワーがあり、最高の左フックを持っている」と自信満々だ。最高かどうかはともかく、30戦29勝(24KO)1敗の戦績が示すように、このベテラン・サウスポーの左が滅法強いことは事実だ。「KOで勝つことを楽しみにしている。彼のことは過小評価してはいないが、十分な準備をしている。地元での試合なのでファンに特別なショーを見せたい。試合は12回まであるが、三発も四発もヒットする必要はない。一発で仕留めるから。その一発で試合を終わらせるよ」とスティーブンソンは堂々のKO宣言をしている。
これに対しジャックは「彼と戦えるのならば敵地に行くことも問題ない。彼が強くて危険な選手であることは分かっているし、だからこそ彼と戦いたいんだ。5月19日にはベストを尽くしてベルトをラスベガス(現在の居住地)に持ち帰るよ」と、こちらも自信をみせている。25戦22勝(13KO)1敗2分。オッズは17対11でスティーブンソン有利と出ている。