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[前日計量]2024.12.30

堤駿斗とアルバラードが大晦日に世界挑戦権を競う

 WBA(世界ボクシング協会) 世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦で対戦する同級9位の堤駿斗(25=志成)と同じく14位のレネ・アルバラード(35=ニカラグア)が30日、都内の品川プリンスホテル・メインタワーで前日計量を迎えた。

 当初予定されていたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが、チャンピオンのフェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)がインフルエンザに感染したため中止となった。そのため、堤駿斗の試合をメインイベントに格上げし、「Life Time Boxing Fights 25」をABEMAがライブ配信する。第一試合開始は16時。メインイベントとなった堤駿斗の試合は、19:30ごろ開始を予定している。


堤駿斗(志成)58.8kg
 スーパーフェザー級転向初戦となる堤は、契約体重を100g下回る58.8kgでパスした。堤は「怪我もなく順調に仕上がった。アルバラード選手は、元世界チャンピオンで強いベテラン。当日は最高の試合を見せる」と言葉に力を込めた。
「今、できることをやり切る」
 メインイベントで予定されていたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者のフェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)対挑戦者の井岡一翔(35=志成)戦はマルティネスがインフルエンザに感染したため、試合は中止となり、堤の試合がメインに昇格した。

 堤は「一翔さんから『自分のことに集中してね』と声をかけられたが、一翔さんが一番悔しい思いをしている。自分が背負うなんて言えないが、今できることをして力を出し切り、勝利して興行を締めたい」と意気込んだ。
レネ・アルバラード(ニカラグア)58.3kg
 一方、拳を交えるアルバラードは、600gアンダーの58.3gのクリアした。会見に臨んだアルバラードは、「チャンスをもらって感謝している。堤は若くてアマチュアキャリアがある強い相手だが、当日は精一杯戦って、勝利をニカラグアに持ち帰る」と意気込んだ。
WBA世界Sフェザー級挑戦者決定戦
 計量後、日本ボクシングコミッション(JBC)より堤はウイニング製の赤色、アルバラードはウイニング製の青色のグローブを使用、試合は10ラウンドで行われることが発表された。

■検診結果
WBA世界Sフェザー級挑戦者決定戦
同級9位:堤駿斗(志成)
血圧:122/98mm/Hg
脈拍:89/min
体温:36.9℃

同級14位:レネ・アルバラード(ニカラグア)
血圧:132/98mm/Hg
脈拍:52/min
体温:35.8℃

オフィシャル
レフェリー:池原信逐(日本)
ジャッジ:田中浩二(日本)
ジャッジ:岡庭健(日本)
ジャッジ:飯田徹也(日本)
立会人:ホセ・ゴメス(パナマ)

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