海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
クルーザー級のWBC(世界ボクシング評議会)、WBO(世界ボクシング機構)王者オレクサンデル・ウシク(31=ウクライナ)と、WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)王者ムラト・ガシエフ(24=露)の4団体統一戦は、5月11日にサウジアラビアのジェッダで行われる予定だったが、ウシクが左腕を痛めたため延期されることになった。この試合は賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」クルーザー級決勝戦でもある。
ウシクとガシエフは2試合を勝ち抜いて決勝まで駒を進め、あとは最終決戦で4団体王座をひとつにまとめる仕事が待っているだけだった。しかし、ウシクが左腕を痛めたことで仕切り直しとなった。延期が決定した決勝戦だが、以前からロシアのプロモーターが熱心に勧誘を繰り返してきており、サウジアラビアでのイベント開催よりも高額の報酬を保証するとしている。7月22日という具体的な日程も示しており、今回の延期決定によってさらに攻勢を強めそうだ。
クルーザー級とともに開催されたスーパーミドル級のWBSS決勝は、WBAスーパー王者ジョージ・グローブス対カラム・スミスの英国対決が決まっているが、グローブスが脱臼した左肩の手術をしたため6月2日から延期されることになっている。こちらは7月、英国内での開催が有力だ。