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今週の海外注目試合は2月2日(日本時間3日)に米国・テキサス州フリスコのザ・フォード・センターで開催される興行をピックアップする。メインで行われるのはWBO(世界ボクシング機構)ライトヘビー級タイトルマッチ。エレイデル・アルバレス(コロンビア)vsセルゲイ・コバレフ(ロシア)による昨年8月以来のダイレクトリマッチだ。
さらにアンダーカードではIBF(国際ボクシング連盟)ライト級王座決定戦、リチャード・コミー(ガーナ)vsイッサ・チャニエフ(ロシア)。WBOフェザー級フェザー級タイトルマッチ、オスカル・バルデス(メキシコ)vsWBO同級14位カルミネ・トマゾーネ(イタリア)。そして昨年、数多くの被写体で新人賞を獲得したテオフィモ・ロペス(メキシコ)が、元世界挑戦者ディエゴ・マグダレノ(米国)を相手にNABFライト級タイトルの初防衛戦を迎える。
さらにアンダーカードではIBF(国際ボクシング連盟)ライト級王座決定戦、リチャード・コミー(ガーナ)vsイッサ・チャニエフ(ロシア)。WBOフェザー級フェザー級タイトルマッチ、オスカル・バルデス(メキシコ)vsWBO同級14位カルミネ・トマゾーネ(イタリア)。そして昨年、数多くの被写体で新人賞を獲得したテオフィモ・ロペス(メキシコ)が、元世界挑戦者ディエゴ・マグダレノ(米国)を相手にNABFライト級タイトルの初防衛戦を迎える。
ダイレクトマッチ
前回の対戦ではコバレフが中盤までペースを掴んだが、7回にアルバレスの強烈な右を浴びてダウンを奪われ、その後2度倒されストップ。アルバレスの世界初栄冠となった。元オリンピアンのアルバレスは2年以上WBCの同級指名挑戦者であった中、当時王者だったアドニス・スティーブンソン(カナダ)への挑戦が実現せず、昨年コバレフが保持するWBO王座王座に狙いを代えて世界のベルトをようやく手にした。一方のコバレフは敗戦後、契約条項に加えていた即時再戦を訴え、今回のリマッチが決定。会場をコバレフが主戦場として戦って来たニュージャージー州のアトランティックシティから、テキサス州のフリスコに移し因縁のリマッチを迎える。
コミーvsチェニエフ
前IBF同級王者のマイキー・ガルシア(米国)の王座返上に伴い決まった決定戦。IBF同級1位のコミーは16年9月に同王座の決定戦でロバート・イースターJr(米国)に判定で敗れて以来の世界戦となった。対するチェニエフはこれが世界初挑戦。昨年5月に元WBAライト級暫定王者のイスラエル・バロソ(コロンビア)に判定勝利し、米国デビュー戦ともなるこの世界戦に繋げた。この試合の勝者はWBA&WBO同級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との統一戦の可能性があると言われている。
バルデスvsトマゾーネ
本来ならば今年の1月12日に行われる予定であったWBO世界フェザー級タイトルマッチは王者バルデスは、相手と場所を代え2月2日にスライドされた。バルデスにとっては昨年3月のスコット・クィッグ(英国)戦以来、顎の骨折からの再起戦となる。トマゾーネはここまで母国イタリアでキャリアを重ね、今回が初の世界挑戦、米国での試合となる。リオ五輪に出場経験を持つ元オリンピアンは、アマチュアスタイルの34歳でここまで19戦全勝5KOの戦績を持つ。カネロ・アルバレス(メキシコ)のトレーナーで昨年のWBCの年間最優秀トレーナー賞を獲得しているエディ・レイノソに師事するバルデスが5度目の防衛に臨む。
テオフィモ・ロペス登場!
現在ライト級でWBA9位、WBO10位、WBC11位につける11戦全勝(9KO)のロペス。昨年12月にキャリア豊富なメイソン・メナード(米国)を相手に豪快な初回KOを見せ、プロスペクトとして多いに注目を浴びた。今回対戦するのは元WBO世界スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノ(米国)を弟に持つディエゴ・マグダレノとなった。米国最大手の一つトップランク社の大きなサポートを受けるロペス、世界に2度の挑戦経験があるマグダレノを相手に強烈なパフォーマンスに期待がかかる。